2008年10月15日
衣替え
ここ三日ほど、見事な満月が続いている。
今年の中秋の名月は、もう一月前に終ってしまったが、その頃はまだまだ暑くて夏の空気が残っていた。空高い細かな雲の模様を照らし出す今回の満月の方が「中秋」の感じが出ている。
夜道を歩けば道行きは涼しく、虫の音もそこかしこから聞こえてくるが、こちらでは昼間はまだまだ暖かい。子供の頃から薄着で通してきた私は、だいたい10月中はTシャツで過ごす。
世間では10月に入ると「衣替え」とかで、急に上着を羽織る人が増えるのわけだが、昔から意味が分からなかった。10月には「まだ暑いじゃん」と思うし、5月には「もう暑いじゃん」と思っていた。体感温度は人それぞれ、暑さ寒さは地方によっても全然違うのだから、一律に決める意味が今もって分からない。
大人になってそれなりに季節感には注意を払うようになったが、服装だけ見れば「季節感がない奴だ」と思われているだろう。なにしろ一年のうち7ヶ月近くはTシャツ一枚なのだ(苦笑) 電車に乗ったり街中を歩いていて一人も「Tシャツ1枚族」がいなくなる頃が、私の衣替えの時期だ。
Tシャツを自作してたまにフリマで売ったりする関係上、試作品や在庫管理のためにいつでも余剰Tシャツがあるという個人事情もあるのだけれど。
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