2009年02月20日

カテゴリ「薬師」

 日本に仏教が伝来した最初期に信仰を集めた仏、薬師如来。
 いかなる病も癒すと伝えられるその力は、まだ仏教の何たるかをほとんど知らない民衆にも、受け入れられ易かったのだろう。
 このカテゴリでは薬師如来について、あらためて学びつつ描いていってみたい。

 薬師如来についてはこれまでにも断片的に書いてきた記事があるので、参考図書とともに紹介しておこう。
  
yakushi.jpg
 

【薬師真言】

おん ころころ せんだり まとうぎ そわか


【薬師如来和讃】

帰命頂礼薬師尊 三界衆生の父母よ
一度名号きく人は 万病除ひて楽を得る
我等がために普くも 十二の大願立てたまふ

日光菩薩は付き添ひて 無明の暗を照らさるる
月光菩薩は涼しくも 苦熱の煩悩掃はるる

子丑寅卯の十二神 年月日時に守らるる
七千夜叉の面々も 刹那も休息在しまさず

あら有り難や瑠璃の壺 甘露を湧して淋るる
此の信念のかたければ 我が身も瑠璃光如来なり
七ぶつやくし無上尊 現当二世を助けたまへ





【カテゴリ「薬師」参考図書】


●新国訳大蔵経 浄土部(3) 阿しゅく仏国経他
 宗派を問わず幅広く信仰されている薬師如来だが、単独で解説している書籍は少なく、経典そのものも、私ぐらいの素人でも読める体裁のものは探しにくい。この書籍はやや高価だが、薬師如来関連の経典が三種収録されていて、詳細な注釈・解説付き。
 他にも弥勒菩薩や阿しゅく如来など、それぞれの浄土を説く経典が収録されており、阿弥陀如来以外の浄土信仰を広く学ぶことができる。

●魅惑の仏像 薬師三尊―奈良・薬師寺(めだかの本)
●魅惑の仏像 十二神将―奈良・新薬師寺(めだかの本)
 平易な解説書籍は、仏像の方面から探した方が見つかり易いかもしれない。薬師如来や日光月光両菩薩、十二神将や七仏薬師など、経典の精神は仏像としてカタチで表現されている。
 西村公朝師の詳細な解説も収録されており、一般にはこの二冊がお勧め。
posted by 九郎 at 23:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 薬師 | 更新情報をチェックする
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