両手に乗る土鍋ほどの大きさの浅い鉢だ。
形状や模様についての詳細は、また後ほど。
土器は焼いてみるまでわからない。
焼成前に一度撮影。

愛用の「釜」である煎餅の空き缶に、土器と木炭を程よく詰める。
詰めすぎも、詰めなさすぎも良くない。
燃焼には空気が必要だが、一気に温度が上がりすぎるのも、土器の割れの原因になる。

去年の残りの木炭を使ったら、湿気ていたのか着火に手間取ってしまった。私としたことが(苦笑)
木炭の燃焼が一旦始まってしまえば、あとはのんびり待つだけ。
親類から送ってもらった干物などをあぶってみたりする。

炭火で焼いた干物は絶品。
見上げた頭の上には桜。

約三時間後、真っ白に完全燃焼の進んだ木炭の合間から、赤褐色に焼き上がった土器の肌がちらりと見える。

そろそろ頃合か。
(続く)