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2009年04月14日

縄文六地蔵

 焼成中に割れたり爆ぜたりすることなく、今年のお花見兼土器焼きも無事終らせることができた。
 今回のテーマは「六地蔵」。
 昨年、土器地蔵を焼いたのだが、造型的にはおとなしめのものだった。今回は縄文テイスト全開で造ろうとスケッチを重ね、外向きの輪になった六地蔵で器を作ってみることにした。
 そして出来上がったのが↓これ。

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 合掌した手と衣の重なりを、縄文風に刻み込む。
 器の内側にも紋様を刻んでしまったので、煮炊きや植木鉢などの実用には適さないかもしれない(笑)

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 果物やその他の食材乗せるのには似合いそうだ。

 六地蔵を横一列に並べると、それぞれ表情が違うことがわかる。

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(クリックすると画像が大きくなります)


 粘土段階で少し砂を混ぜすぎてしまい、表面処理が粗くなった。一部、崩れてしまった箇所もある。
 そういうマイナス点も含めて、地蔵の表情になってくれているといいのだが……

jr-09.jpg


 縄文時代は年代的にいうと仏教のはじまり以前のことになる。
 わざわざ遡って「地蔵」を作ったことには一応理屈もつけてあるのだが、それはまた後日。
posted by 九郎 at 22:25| Comment(2) | TrackBack(0) | 縄文 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
> 管理人様

良い趣のある作品ですね。もし、これがどこかのお寺の地中から発見でもされたら、大騒ぎかな?とか、余計なことも考えてしまいました。

> 縄文時代は年代的にいうと仏教のはじまり以前のことになる。わざわざ遡って「地蔵」を作ったことには一応理屈もつけてあるのだが、それはまた後日。

途中、これが気になりました。また次の記事も楽しみにしております。
Posted by tenjin95 at 2009年04月15日 05:38
tenjin95さん、コメントありがとうございます。

>もし、これがどこかのお寺の地中から発見でもされたら、大騒ぎかな?とか、余計なことも考えてしまいました。

チベットの「埋蔵教典」みたいに、どこかのお寺の裏山に埋めてから掘り出してみましょうか(冗談)

>途中、これが気になりました。また次の記事も楽しみにしております。

二、三日したら記事を上げられると思います。
縄文土器の資料写真を調べている間の、ちょっとした思い付きなんですけどね。
Posted by 九郎 at 2009年04月16日 00:13
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