2010年12月09日
落ち葉拾い1
紅葉の季節も過ぎようとしている。
名所巡りをする余裕はとてもなかったが、街を歩いていれば様々な樹の葉を眺められる。
視界いっぱいの彩りは、名所にでも行かなければ中々巡り合えないが、樹一本、枝一本、壁一面など、ピンポイントに注目すれば、どこでも紅葉は美しい。
その気になれば、葉の一枚一枚でも十分楽しめる。
足もとの落ち葉がものすごく綺麗に見えて、ふと拾ってみたくなる。
子どもの頃、落ち葉拾いは理屈抜きで楽しかった。
少し成長すると、リアリズムがわかってきて「葉っぱ拾っても意味ない」と分かってくる。
屋外であんなに輝いて見えた落ち葉も、もちかえってみれば意外とくすんで見えたりするし、どうせ捨てなければならないし。
それでもやっぱり落ち葉拾いは楽しい。
綺麗なものを一心に探して、拾い集めるという時点で、もう完結している。
拾った後、どういう意味も無いとわかっていても、それはまた別問題だ。
遅ればせながら最近やっと、大人の落ち葉拾いに辿りついた。
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