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2010年12月10日

落ち葉拾い2

 モミジやイチョウ、カエデでなくても、紅葉の時期にきれいな色どりの葉はけっこうある。
 私が毎年楽しみにしているのが、サクラ。
 春に花見をしたサクラ並木に行ってみれば、緑から黄色、赤までの、様々な色合いが楽しめる。

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 落ち葉は、実は「生もの」だ。
 落葉の絨毯の中で目を引くのは、まだ落ちたばかりの葉。

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 みずみずしく鮮やかな色合いは、数時間しか持たない。
 写真を撮るなら持ち帰ってすぐにしないと、みるみる葉っぱはくすんでいってしまう。

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 今はもう、すっかりサクラの葉も散ってしまったが、そのかわり、すでにつぼみは用意されている。

 今年はあたらしくハマった葉っぱがある。
 通りかかった公園で、ふと見上げると、その樹はあった。

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 幅広なウチワのような葉っぱ。
 深紅のものもあれば、黄色いのもある。
 緑に血管の浮き出たようなのもある。
 同じ木の葉に踊る、無数の色と模様。

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 調べてみると、ナンキンハゼという樹種らしい。
 野暮な人間なので、この年までこんなきれいな葉っぱに気づかなかった(笑)
 まだまだ知らない植物がいっぱいあるのだろうな。

 掃き集められた落ち葉の山までが、ものすごく美しい。

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 落ち葉拾いは、それだけで楽しく完結しているのだけれど、もう一歩進めれば「拾った葉っぱを描く」という楽しみもある。
 私は今、バタバタしていて、描いてみる時間が取れなかった。
 来年こそは。


 最後に、今年見つけた「落ち葉の達人」の絵本をご紹介。


●「落ち葉」平山和子 平山英三(福音館書店)
 全編、葉っぱ尽くし。
 拾う、観察する、描く、撮る。
 目で味わう葉っぱワールド。

posted by 九郎 at 23:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 季節の便り | 更新情報をチェックする
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