今年も年明けから「おりがみ 雛人形」等のキーワードで検索して来られる皆さんが増えてきています。そろそろ準備しなければならない時期ですね!
実は一年のうちでこの時期が、もっとも当ブログのアクセスの伸びる時期でもあります。
神仏絵描きのハシクレを自認している私としては、本来の神仏与太話と神仏絵図以外の、言ってみれば余技の部分を一番読まれているというのはちょっと複雑なんですけど……
ともかく、過去記事の中から「おりがみ雛人形」に関する記事をまとめておきますので、よろしければ参考にしてください。
小さな雛型からコツコツと
おりがみ雛人形
おりがみ雛人形2008
おりがみ雛人形2009
おりがみ雛人形2010
おりがみ雛人形2011
「おりがみ歳時記(春)」内裏雛立体化
おりがみ雛人形2013 御所車
おりがみ雛人形2014 大名籠
おりがみ雛人形2015 御膳と菱餅
おりがみ雛人形2016 花かご
おりがみ(origami)雛人形2017 箪笥と火鉢
おりがみ(origami)雛人形2018左大臣・右大臣
おりがみ(origami)雛人形2019 五人囃子
当ブログでじわじわ作り続けているおりがみ雛人形は、現時点では以下の状態です。
おりがみ雛人形参考図書
雛人形についての由来物語や関連記事は、以下の記事にまとめてあります。
中世淡嶋願人
雛流し
雛人形の折り方の参考図書等は、各記事に紹介してあります。
内裏雛だけではなく、段飾りの雛人形が一通り完成できる本を紹介しておきましょう。
他にも段飾りの折り方は他にもいろいろあると思いますが、私は以下の二冊が気に入りました。
●「おりがみ歳時記(春)」河合豊彰(保育社)
言わずと知れたおりがみ師・河合豊彰の主著「おりがみ歳時記」の一冊。
内裏雛に三人官女、五人囃子に左右大臣、仕丁、アクセサリーや持ち物まで折り尽くして見事な五段飾りを完成できる。
難易度はけっこう高いかもしれないが、伝承おりがみの雛人形や、立ち雛など、比較的易しい折り方もあわせて掲載されているので一安心。
この本の折り方をアレンジして立体風に作った記事を、上の方でも紹介しました。
「おりがみ歳時記(春)」内裏雛立体化
以下の写真のように出来ます。
また、以下の本にはもう少し難易度の低い折り方が紹介されています。
●「おりがみ日本の四季」桃谷好英(誠文堂新光社)
おびな、めびな、左右大臣、三人官女、ぼんぼり、桃の花、御所車、牛、御膳、御椀、菱餅の折り方が掲載されており、コンプリートするとけっこう豪華な段飾りになるはず。
●「おりがみ日本の四季」桃谷好英 (新・おりがみランド)
改訂版。こちらの方が掲載されている折り方が増えているようです。
おりがみではなく、雛人形そのものについての資料は、以下の一冊がお勧めです。
●「お雛さまをたずねて」藤田順子(JTBキャンブックス)
日本各地の名品雛人形を多数の写真で紹介してあるので、おりがみで制作するときにも非常に参考になる。雛人形は時代や地方ごとに顔立ちや装束が違うので、好みのお手本を探してみよう。
雛祭の歴史や薀蓄についても詳しい。
そもそも雛人形の発祥は、和紙や木で作った「ひとがた」であったとのこと。そこから紙製の立ち雛になり、徐々に今の形に変遷してきたそうです。
雛人形を表現するときにおりがみという手法を使うことは、伝統に沿っていることになります。
少しでも参考にしていただければ幸いです。
2019年02月04日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック