ありがたい。
私の住居の周辺では、今年はアジサイの開花が早かった。
早く咲き始めてからは雨続きで気温が上がらず、開花のスピードはゆったりとしていて、息長く見ごろが続いている。
例年とは全く違う意味で、憂鬱かつ不気味な雨模様だが、そんな中でも花は小さな楽しみを用意してくれている。
当ブログでは、毎年この時期にアジサイの記事を綴ってきた。
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
曼荼羅みたいなガクアジサイへの興味から始まって、開花直前の神秘的な感じ、日照条件から受ける印象の変化など、年々楽しみ方も変わってきている。
読み返してみると、自分の感じ方の変化がわかって面白い。
ブログを長く続けてきた効能だ。
今年も美しいガクアジサイに、まず視線が吸い寄せられる。

中にはアジサイとガクアジサイが合体したみたいな、巨大な花もあった。
これなどは、咲き始める前から毎日観察してみたかった気がする。

開花直前、雨模様のライティングは、やはり素晴らしい。

今年、とくに気に入ったのは、同じ株の中で花の色がそれぞれ変化しているのが同時に見られる状態。




よそ様の庭先で、ついつい時間を忘れてしまう今日この頃。
あと一週間は、しばしの楽しみを味わえそうだ。