那覇市内は夜が面白い。
毎夜毎晩、午後九時あたりから午前二時三時まで盛り上がってる酒場はもちろん面白い。
飛び込みで入った店で地元の神社の娘さんという人とたまたま相席し、色々興味深いお話を聴かせてもらった思い出もある。
しかしそういうお酒の席の面白さだけでなく、ブラブラ夜の散歩を楽しんでみるだけでも十分面白い。
地元の皆さんには当たり前の風景でも、大和から来たガイジンである私の眼には、とても素晴らしく見えるものがたくさんある。
夜のガジュマルもその一つだ。
那覇には市街地の中でも普通に、大和で言うなら神木クラスのガジュマルの巨木があちこちに生えている。
公園や民家、墓地などの暗がりに生えている巨木が、夜の街の色とりどりの灯を遠く浴びると、異様な姿に見えてくることがある。
この絵は巨木とのそんな出会い方をした記憶を元に描いたもの。
木炭用紙に水墨でデッサンし、コンテパステルを重ねた一枚。
制作時期はたぶん十年ぐらい前になるかなあ。。。
2011年09月15日
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