根っからのアナログ人間である。
PCを始めたのが2004年。
それまでは骨董品のようなワープロを使い、ネットの世界は触ったことも無かった。
2007年まではケータイも使っていなかった。今でも必要に迫られて「持っている」だけで、実際にはほとんど使っていない。いまだに自分の番号を憶えていないし、通常の通話とメール返信以外はやらない。というか、使い方が良くわかっていないので、出来ない。
こうしてブログを運営し、PCで絵を描き、拙いFlash動画やDTMで遊びながらも、感覚的にはデジタルをやっている気がしない。
アナログ人間がさほど違和感を感じずに色々遊べるのも、一重に技術革新のおかげだ。
ここ数年、情報端末は更に進化しているようだけど、う〜ん正直ついていけない。
デスクトップ一台と、子機としてネットブック一台(ただしネットには未接続)の現状で十分だったのだが、半年ぐらい前に家電量販店で気になるのを見つけてしまった。
●「デジタルメモ ポメラ(POMERA DM10)」(キングジム)
テキスト入力だけに特化したツール。収納時には文庫本サイズになるが、開くと違和感なく打てるサイズのキーボードが出現する。
ネット接続もゲームも音楽再生もカラー表示も一切なし!
80年代末期のワープロ専用機みたいな小さな白黒液晶画面で、ただただテキスト入力するのみ!
だが、それがいい!
私のような意志の弱い人間は、「色々できる」のを持ってしまうと、ちょい面倒なテキスト入力なんてできなくなってしまう。
このポメラの素晴らしいところは「文字うちしかできない」ところなのだ。
しかも軽くてコンパクト、単四電池2本で20時間以上動き、起動にたった2秒!
移動中や喫茶店での5分、10分を無駄なく拾い集めることができる。
もちろんPCに接続することも可能!
私が入手したのは一番安いシリーズで、液晶画面の大きさや性能にやや欠ける印象はあるが、十分実用に耐えるので重宝している。
経済的にもう少し余裕があれば、以下のようなお馬鹿な代物に手を出したかもしれないが、そこまで「メモ帳」には投資できない。。。
●「デジタルメモ ポメラ シャア・アズナブルモデル DM11Gアカ」(キングジム)
何かと多機能がもてはやされる世の中、センスのいい単機能がもっと注目されますように。
2011年10月17日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック