道を歩いていると、あちこちの庭先に、重く実って割れた柘榴が目につくようになった。
見ているだけで唾が湧いてくる。
柘榴と言えば鬼子母神。
子供を喰らう恐ろしい鬼女が、お釈迦様の説法で改心し、逆に子供の守り神になったというお話。
前にも一度、記事にしたことがあった。
女神になった鬼子母神は手に持っているのが「吉祥果」で、柘榴のことだ。
人間の肉の味に似ていることから、たまに鬼の心が蘇ってくる鬼子母神の、精神安定剤になるというお話もある。
そして今日、10月31日はハロウィン。
商業優先とは言いながら、都市部を中心にこの外来のお祭りも徐々に浸透しつつある。
子供のお祭り、お菓子、遊行するモンスター、季節の野菜の細工等の要素は、日本古来のお祭りの要素と共通点が多いので、親しみやすいのはよく理解できる。
そう言えば私が愛読している曹洞宗のお坊さんのブログに、面白い記事があった。
コスプレ対決 「ハロウィン」VS「迎え講」
楽しい与太話に便乗して当ブログのハロウィン独自案を妄想してみる。
ちょうど柘榴の季節でもあるし、子供たちのモンスターに対抗して、大人は鬼子母神(もちろん鬼女バージョン)のコスプレで迎え撃つというのはどうだろうか。
もちろん最後は改心して、ちゃんとお菓子をあげないとダメだけど……
2011年10月31日
この記事へのトラックバック
遅ればせながら、当方へのリンクをいただきまして、ありがとうございます。
ノリだけハロウィンのイタズラを使って、あのような記事を書いてみました。
「つらつら日暮らし」の仏教遊び記事はどれも面白いので、今後も期待しています!