本日、12月8日は釈尊成道会(しゃくそんじょうどうえ)。
約二千五百年前、お釈迦様がインド、ブッダガヤーの菩提樹の下で、悟りを開いたと伝えられる日。
菩提樹の下で悟りを開く前、お釈迦様は誰よりも激しい苦行を行ったという。
肉体を死の限界まで痛めつける苦行の果てに、お釈迦様は「これは無意味だ」と気付いた。
この気付きは、ある意味、苦行それ自体よりも辛く厳しいものだっただろう。
自分が全てを賭けた修行の日々が、悟りとは何の関係も無いと認めることは、そのまま苦行を続けて野垂れ死にすることよりも勇気が必要だったのではないだろうか。
苦行を中止し、川で身を清めた後、お釈迦様はたまたま通りがかった少女に乳粥を差し出される。
一説には米と牛乳と蜂蜜で作ったとされるこのお粥、どれほど美味かったことだろうか。
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2011年12月08日
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