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2006年09月24日

お彼岸

 昨日は秋分の日でお彼岸の中日、夕日が真西に沈む日だった。
 いよいよヒガンバナも盛りを迎えようとしている。

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 大和葛城の里は、この時期ヒガンバナが素晴らしい。

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 二上山から葛城・金剛山にかけての山麓は、五木寛之の小説「風の王国」の舞台にもなった場所で、役行者ゆかりの地域でもある。秋の田園風景は懐かしく、どこか怖いところもある。

 西に山を控えた葛城の里は、日暮れが早く、闇が深い。

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 村の小さな社にも夕暮れ時には怪しの気が漂う。

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 年を経た神木の影はこちらに掴みかかってくるようだ。

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 暗くなってくると、自然に足がはやまって家路を急いだ子供の頃を思い出す。

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 太陽が沈むのは西方極楽浄土の方向。お彼岸の時期にはそれが完全に一致する。

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 そう言えば昔、よくヒガンバナを木の枝で薙ぎ払って遊んだ。
 子供らしい残酷さで、面白いように切れる真っ赤な花の首を散乱させた。
 今でも秋の野を歩くと、子供が刎ねたらしいヒガンバナが散らばっているのを見かける。

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posted by 九郎 at 11:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 葛城 | 更新情報をチェックする
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