雑賀鉢と呼ばれる、戦国時代の雑賀衆などがよく着用していた兜を、おりがみで試作し続けています。
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雑賀鉢
雑賀鉢2
雑賀鉢3
雑賀鉢は何枚かの鉄板を組み合わせた質実剛健な造りで、独特のカッコよさがあります。
形状は様々なのですが、特徴の一つに「置き手拭」と表現される頭頂部の鉄板があって、それをおりがみでどう再現するかがポイントになります。
今回は以前、こちらの記事で紹介した折り方をアレンジして、試作してみました。
おりがみ兜には様々な種類がありますが、だいたい頭頂部が「とんがり頭」になるものが多いです。その尖った部分を少し後方に折り曲げ、立体的になるように各所を調整していくと、なんとか「置き手拭」らしき形状が現れてきます。
元の折り方の「つの」の部分を前方に折りたたんで、「眉庇」の部分を表現すると、けっこう雑賀鉢の雰囲気が出てきました。
今回の折り方では「しころ」の部分が小さくなりがちなので、そのあたりをなるべく大きく、後部まで連続して見えるようにするのが、今後の課題です。
60cmの正方形から折れば子供用、70cmなら大人のかぶれるものが折れそうです。
大きなサイズでも、黒の画用紙から折れば、強度は十分つきます。
鋏による切り込みはありません。
そこそこ納得できるようになってきたので、一度紹介。
これまでのおりがみ兜のまとめ記事はこちらです。
2012年03月08日
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