blogtitle001.jpg

2006年11月04日

切り絵

 絵を描くこと、ものを作ること、全般に好きだ。
 絵を描く時も、手法は色々と試してみる。
 「切り絵」という手法も、面白いのでたまに使う。

 「切り絵」の仕組みはきわめてシンプルだ。
 紙を刀で切り穴を開ける、ただこれだけだ。
 穴を開けずに残った部分が線となり、ベタとなる。
 線やベタの部分は全て「つながって」おり、独特の画風が出来上がる。
 筆ではなく刃物を使うので、きわめてシャープな表現が可能だ。
 黒い紙を使い、色を入れる部分に穴を開けていくのが一般的だが、白やその他の色の紙を切っていく場合もある。
 御幣など、民俗儀礼では白い紙を切って飾りに使うので、むしろこちらの方が起源なのかもしれない。

 「紙を切り、穴を開ける」という仕組みは、ステンシル版画の技法とも共通しているので、応用範囲は広い。切り絵で作った図案を、ステンシルにしてTシャツプリントなどに使うことも出来る。


 今回アップする画像は、道教思想などに伝わる「四神」(玄武・青龍・朱雀・白虎)の図像を、切り絵むきにアレンジし、実際に切り抜いてみたもの。
 黒い部分が全部「つながって」いることと、エッジの鋭さに注目です。

kiri-01.JPG
posted by 九郎 at 23:56| Comment(3) | TrackBack(0) | 紙(カミ) | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今回、玄武の町内の団体で玄武のTシャツを作成を検討していたら、とても素敵な画像を発見しました。
ぜひ、この切り絵の玄武を採用したいのですが、いかがなものでしょうか?
Posted by ふたり at 2015年09月11日 14:13
ふたりさん、コメントありがとうございます。
詳細をお聞きしたいので、コメント投稿フォームのメール欄に、アドレスをお願いします。
メールアドレスは管理人の私のみ読める仕様になっています。
Posted by 九郎 at 2015年09月11日 20:51
違う図案も候補にあがりましたが、よろしくお願いします。
Posted by ふたり at 2015年09月15日 14:10
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック