そろそろ終わりに近づいた夏休み、当ブログでも「夏休み 工作 舟」などのキーワードで検索して来られる皆さんが、たくさんおられます。
春先には「おりがみ 雛人形」「おりがみ 兜」、それが終わると「七夕 飾り」、そして夏休みには「工作 舟」と言うことで、本来は地味な神仏のお話をカタるブログなんですけど、年に何回かは普段以上のアクセスをいただく時期があります(笑)
去年の夏休みは舟の工作を二つ完成させました。
今年も何か作ってみたいけど、あまり時間がとれない……
でも何か一つは作りたい。
できれば、入手してある↓このセットを作ってみたい。
●「自由工作キット ペットボトルシップ」加賀谷木材
などと考えていたのですが、「やっぱりどうせ時間のない中作るのなら、縁日草子っぽいネタを……」と再び迷い、結局「補陀落渡海船をボトルシップにできないか?」と方針を立てました。
で、暇を見つけてはゴソゴソ作り、ようやく船本体だけは完成しました。
後は瓶に封入する作業工程に入るわけですが、8月中に工作に仕える時間はもう無くなってしまい、仕方なく船部分だけ紹介しておくことにします。
まずは、絵図に見られるようなアングルから。
サイズ(小ささ)がわかるように、500円硬貨を並べてみると、こうなります。
たぶん皆さんがパソコンのモニターで見ている画像より、実物は小さいです。
その他の方向から。
いずれ瓶に封入するつもりなので、帆柱と帆はまだ固定していません。
帆は「南無阿弥陀佛」の文字を行書体8ポイントでプリントアウトし、その用紙をカットして使っています。
このカテゴリ「海」の前回記事で考察した通り、「帆」と言うよりは「幟」のようなイメージで再現しています。
船体は手持ちの端材から削り出したものに、各種角材を張り付けてでっち上げ。
ニスで薄く着色してから、極細油性ペンで各所に墨入れし、アクセントをつけています。
屋形部分はバルサ材から削り出して、表面に百均で入手したお弁当用の竹皮を張り付けています。
作ってみて痛感したのは、眼の衰え!
読書など日常的にはまだまだ人並み以上に見えているのですが、眼の近くで焦点が合いにくくなっている!
ヤヴァい!
年だな……
ここ数年、絵を描くのもCGが中心だったので気付かなかったけど、もう昔みたいに細かなペン画や図面、パースなんかを描くのはキツくなってるんだろうな……
それでも幅2mm、厚さ1mmの角材をカッターナイフで割って断面1mm角にしたり、それを組み合わせて鳥居を作ったり、幅1mm、高さ6mmの卒塔婆を屋形の周囲に並べられたのだから、自分を褒めてあげたい気分です!
すみません。今年の工作は、ネタも工作レベルも、まったく子供向きではありませんね……
いつになるかわかりませんが、最終的にはボトルシップの形に仕上げたいと思っています。
今年の夏休みの工作はここまで!
2012年08月27日
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