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2013年01月05日

民族音楽としてのシュプレヒコール

 たまに投稿してきた一連の反原発記事の中で、毎週金曜夕方に行われている電力会社前の抗議行動について紹介してきた。

 なめとんか?
 至急戦術ヲ変更スベシ
 お楽しみはこれからだ

 こうした抗議行動に、毎回ではないが私も無理なく行ける範囲で参加し、シュプレヒコールも唱和してきた。
 声を出しながら少し考えていたことがあるので覚書にしておく。

 最近の反原発デモで特徴的なのは、鳴り物が充実したサウンドデモ形式が多く見られるということだ。
 場所によってはあまり大きな音が出せない所もあり、土地柄にもよるのだが、私がよく参加している抗議行動ではとくに鳴り物の規制もなく、皆さん思い思いに工夫を凝らしている。
 リズムは本当に様々で、レゲエ調の時もあればラップっぽい時もあるし、もちろんオーソドックスなシュプレヒコールの時も多々ある。
 ただ、老若男女様々な年齢層で、その場限りのメンバーが練習も無しに唱和するのだから、あまり難易度の高いリズムが刻まれることはない。
 誰もがリズムにのりやすく、突然マイクを手渡されてもすぐにコールできるのは、やはりオーソドックスなタイプのものになる。
 唱和しながら気付いたのだが、そのオーソドックスなタイプのコールは、応援歌や寮歌のリズムとよく似ているということだ。
 リズムに合わせて掛け声をかけるなら、
「イチ、ニ、サン、シー、ニー、ニ、サン、シー」
 大太鼓で叩き上げるなら、
「ダン、ダン、ダンダンダン……」
 と言う、例のあのリズムだ。

 あの感じのリズムは、歴史的にはどこまでさかのぼれるものなのだろうか?
 大正、昭和くらいまではもちろん可能だろうし、明治くらいまでは行くかもしれない。
 もしかしたらもっと、民族音楽と言えるほどの時代までさかのぼれるのかもしれない。
 そんな空想をしてしまうくらい、本当に誰にでものりやすいリズムだ。

 応援歌、寮歌については、以前に一度記事にしたことがある。

 夕闇せまる窓際で

 応援歌はともかく、寮歌が収録されているCDは、あまり見当たらない。
 前から欲しいと思っていて、まだ入手できていないのが↓コレ。


●「日本寮歌大全集」(日本クラウン)

 求め易いものの中では、以下の一枚が気に入っている。

●「決定盤!!校歌・寮歌・応援歌 ベスト」(ポニーキャニオン)
posted by 九郎 at 23:53| Comment(0) | TrackBack(0) | カミノオトズレ | 更新情報をチェックする
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