たまに反原発デモに参加しているのだが、その際の鳴り物としてミニギターをよく持参していた。
あたたかいうちはよかったのだが、だんだん季節が移って寒くなってくると、手がかじかんでスチール弦のギターを弾くのが辛くなってきた。
代わりに何か良い鳴り物はないかなと考えていたのだが、デモ参加者の中に「うちわ太鼓」を叩いている人がいるのを見かけて、ちょっと欲しくなってしまった。
うちわ太鼓は、棒状の持ち手のついた円形の木枠に革が張ってあるシンプルな鳴り物で、バチを使って叩くと「ボン、ボン!」と見かけによらず大きな音が出る。
日蓮宗系の行脚などでよく使われるもので、「楽器」というよりは「仏具」の範囲に入る。
だから購入する場合も、楽器店というよりは仏具店で探すことになる。
デモから帰って早速「団扇太鼓」で検索してみたが、仏具だけあってけっこう高い(苦笑)
径の小さな物でも7000円くらいはするのが普通のようだ。
3000円ほどで売っていた時期もあったようだが、現在は売り切れ中。
そもそも仏具として売っているものを、本来の目的外で使用することになるので、多少の後ろめたさもないではない。
では、自分で作るか!
ということで、オリジナルうちわ太鼓を自作してみることにした。
土台にしたのは以下のタンバリン。
●「PA ウッドタンバリン」
かなり安い。
安いだけあって木枠の部分は何の表面処理もされておらず、むき出しだ。
普通にタンバリンとして購入したならちょっと失望するかもしれないが、私の場合は工作素材としての購入なので、むしろ木がむき出しになている方がありがたい。
薄っぺらいが一応革張りなのも助かる。
周囲のシンバル部分は取り除くことも考えたが、今回はそのままとした。
親指を入れるための穴を活用して、棒を差し込んで接着、持ち手をつける。
木の部分は赤に塗り、革部分には不動明王関連の梵字を配置すると、けっこう様になってくれた。
デモに持っていき、ナマハゲの仮面を被ってボンボン打ち鳴らすと、けっこう受けた(笑)
2013年01月08日
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