blogtitle001.jpg

2013年01月21日

遍路・防災・アウトドア 5

 防災目的で言えば、カセットガスコンロは必須アイテムの一つだろう。
 木材を燃やすより場所を選ばず、普通に使う限りは火災のリスクが少ない。
 そもそも各家庭に一台くらいはあるだろうし、カセットボンベはコンビニや百均でも売っているので、非常に入手しやすい。
 三本セットくらいのボンベを常備しておけば、災害時でも十分役に立つ。
 様々な製品が発売されているが、なるべくスリムであるか、小型・軽量のものを選んでおくと、持ち運びやすいのでより防災向きだ。


●イワタニ カセットフー 達人スリム
●イワタニ カセットフー エコジュニア
●イワタニ カセットガス オレンジ 3本組

 アウトドアでも、徒歩の移動を主目的とする登山や遍路でなければ、小型軽量のカセットコンロは十分使える。
 登山や遍路の場合はさすがにもう一段階コンパクトでなければならない。
 私の場合は防災目的とともに、できれば遍路で使用可能なものが欲しいので、やはり登山用のガスバーナーを試してみたくなる。
 登山用のガスバーナーも様々な種類があるが、私の好みから言えば、あまりに小型のものはかえって使い道がないと感じる。
 よく使用するツーリングクッカーで無理なく調理するためには、五徳部分にそれなりの大きさがないと安定しない。
 求め安い価格帯で探してみると、以下の二点が目にとまった。
 探せばもっと安い製品もあるが、火の元なので信頼できるレベルの品質でなければならない。


●CAPTAIN STAG オーリック小型ガスバーナーコンロ M-7900
●イワタニ・ジュニアバーナー

 登山用のカートリッジを使用したバーナーと、カセットコンロ用のボンベを使用したバーナーの二種である。
 どちらにするかかなり迷った。
 CAPTAIN STAGの製品は、そこそこコンパクトにまとまり、ガスカートリッジもホームセンターであれば普通に入手できる。
 イワタニのジュニアバーナーはややかさばり、寒期の高山など本格的な登山には不向きだけれども、なんといってもボンベが安く、日本中どこでも入手できる。
 迷った結果、ボンベの入手しやすさとランニングコストから判断して、イワタニのジュニアバーナーを購入した。

yamagoe007.jpg


 専用のケースと、通常のカセットボンベの半分位のサイズのボンベが付属している。もちろん通常サイズのものも使用可能。
 組み立てると、以下のような状態になる。

yamagoe008.jpg


 ボンベを横に寝かせる形になるので重心が安定しやすく、五徳部分にも十分な長さがある。
 アルミ製のクッカーをのせ、パックのご飯から一人分のお粥を作ってみる。

yamagoe009.jpg


 五徳部分にはまだかなり余裕がある。
 ただ、あくまで「ガスバーナー」であって「コンロ」ではないので、火はあまり広くは出ない。
 一点集中だが火力は十分なので、五分ほど加熱するとお粥状になってくる。
 火力調整も可能。

 正月明けに買っていた、フリーズドライの「七草茶漬け」をふりかけて完成。

yamagoe010.jpg


 本格的な登山用バーナーほどではないが、十分に軽量コンパクトで、ボンベも極めて入手しやすい。
 価格は安いが、国内ガス製品メーカーなので、品質はまったく問題なし。
 防災でもアウトドアでも兼用できるので、かなりお勧めである。
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック