2007年02月23日
晴明の秘伝書
実在の平安朝役人としての安倍晴明とは別に、後世に成立した数々の陰陽師・晴明伝説。その物語の中で活躍する晴明はまさに超人、それもかなり怪しい光を放つ異様な超人として描かれている。
物語の中の晴明は「葛の葉」という霊狐を母に持ち、少年時代には助けた蛇に連れられて竜宮城に赴き、妖怪・玉藻前を調伏し、唐に渡って仙人に秘法を伝授され、宿敵・芦屋道満と激しい術比べを繰り広げる。
もちろん史実ではないのだが、晴明と道満の最後の戦いは、実はある書物の争奪戦でもあった。
その書物こそが「金烏玉兎」だったのだ。
このカテゴリ「金烏玉兎(きんうぎょくと)」では、この伝説の書物について絵と文章で紹介してみたいと思う。
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