2013年04月22日

おじいちゃんの弁当箱は

「おじいちゃんの弁当箱は、でかい水筒みたいやな」

 子供の頃、祖父母の家に行ったとき、大工だった祖父の弁当を用意している祖母の様子を見ながら、私はそんな風に考えていた。
 黒い大きな水筒のような容れ物に、ご飯やおかずを順番にいれていき、味噌汁まで収納されるのに驚いた。
 もうはるか昔のことなのだが、たぶん保温ランチジャーの類だったのではないかと思う。
 今でも当時の映像が浮かぶのは、自分のものとはまったく違うタイプの弁当箱を、子供心によほど興味を持って眺めていたのだろう。
 
 それからずっと時は流れ、大人になってからホームセンターに頻繁に出入りするようになって、ふと弁当箱や水筒が並んでいるエリアを通りかかったとき、いつもちらちら気になっていたのが、保温ランチジャーだった。
「ああ、おじいちゃんが使ってたのはこういうやつか……」
 ちょっと手にとってみたりするものの、あいにくゴツい弁当箱を日常的に使用する環境になかったので、興味はあるものの購入するには至らず。
 そんな状態がず〜〜〜っと長く続いていた。

 ところが今年度に入って、スケジュールの関係で、週一回だけだが弁当が必要な曜日ができた。
 今後一年間は同様のスケジュールが続く予定。

 まず考えたのは、弁当箱のこと。

 あれ、買っちゃうか?
 買うんだったらこのタイミングしかないよな……

 で、買ってしまった。


●THERMOS ステンレスランチジャー ダークネイビー JBC-800 DNVY

 肉体労働ではなく、もう若くもないので、ホームセンターで見かけるようなガツンとしたサイズはやめておく。
 腰痛持ちでもあるので、なるべく軽量なものがよいということもある。
 円筒形にこだわらなければ、保温弁当箱にも様々な形態が有り、容量も選びやすいのだが、私の場合は「昔おじいちゃんが使ってたみたいなやつ」というなんとなくの希望がある。
 総じて円筒形はゴツいのが多く、ちょうどのものがなかなか見つからなかったのだが、やや小さめのものがamazonで見つかったので購入。
 先週使用してみたところ、朝入れた味噌汁が熱々のまま昼前まで保温されており、美味しく昼食をとることができた。
 保温容器に下からスープ容器、ごはん容器、おかず容器を重ねて、熱いスープの温度を利用してごはんも保温する構造になっている。
 ごはん容器はちょうどお茶碗いっぱい分、スープ容器はマグカップ程度、おかず容器はごく軽め。
 たとえば中高生〜二十代男子だったらこれではまったく分量が足りないと思うが、弁当屋の普通盛り弁当くらいの量は十分入るので、今の私には十分だった。
 2000円前後の販売価格だったら「買い」だと思う。

 週一回、弁当が楽しみになった。
posted by 九郎 at 22:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 原風景 | 更新情報をチェックする
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