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2013年05月21日

遍路・防災・アウトドア 12

 今回のお題は登山用ストック。

 私のアウトドアは登山というよりは遍路が中心だったので、これまでは金剛杖ばかり使っていて、登山用ストックは持っていなかった。
 金剛杖は玉置山と高野山で購入した大小二本を、気分によって使い分けていた。

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 遍路中は「自分は遍路をやってますよ」という名刺がわりに金剛杖をついていると、人里近くで野宿をしたり水を分けてもらう時など、なにかと都合が良い。
 
 ただ、遍路以外の普通の登山や日常使用になると、ちょっと使いづらい。
 そもそも金剛杖は浮世を離脱するためのアイテムなので、日常風景に全く合わない。
 半年位前ぎっくり腰をやってしまったとき、「ああ、こんな時に登山用ストックがあったら便利だなあ」と思った。
 立ったり座ったりの度に走る腰の痛みに、「いっそ金剛杖持ち歩くか?」という考えが頭をよぎったのだが、カタギの職場で梵字が書き込まれた杖をつくのは、有り無しで言えば確実に「無し」だ。
 その頃から、ぼちぼち登山用ストックの物色を始めていた。
 ストックを購入するのは初めてなので、とにかく手頃なものを使い潰してみるつもりで選んだのがこれ。


●キャプテンスタッグ トレッキングステッキ M-9842
 お値段きわめて安く、それなりに軽量、それなりにコンパクト。
 少し使ってみたが、今のところ機能にはとくに問題ない。
 ただ、アマゾンのサンプル写真は色合いがかなり暗めで、実物の印象とは違っているので少々注意。
 写真のように全体に黒い感じではなく、グリップ部分は明るいコルク調、本体も明るいシルバーだ。

 登山用ストックには大きく分けて片手持ちと、両手二本持ちの二大流派があって、最近の主流は短めのT字型ストックを両手に持つスタイルのようだ。
 私は金剛杖(もちろん一本)に慣れているのと、以前紹介した簡易テントのポールとしても使用したかったので、シングル仕様で120cmまで伸びる本品を選んだ。

 GWに一度このストックとテンチョで、どんな感じになるか試してみた。


●●mont-bell カモワッチテンチョ

 120cmでぴったりいい感じに張ることができる。

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 グリップ部分がテントの頂点に当たるため、T字型ストックだと使いづらいだろう。
 
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 テンチョにはシートが付属していない。
 たまたまホームセンターで似たような迷彩柄でサイズも合っているものを見つけたので、合わせてみる。

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 雨具として使えるテンチョに、シート+サバイバルシートなどの断熱性のあるものを合わせてもたぶん1kg前後。
 ストックを120cm前後の金剛杖に置き換えることも可能なので、夏季の遍路なら、野宿装備はこのあたりを基本に考えると軽量にまとまりそうだ。
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