2013年06月07日

遍路・防災・アウトドア 13

 今までに、少なく見積もっても50回以上は野宿をやってきた。
 熊野周辺の人里付近で、7月〜10月くらいまでの夏季中心だったので、条件としてはそれほど厳しくはない野宿だ。
 世の中上には上がいるので、この回数・条件は決して「手練れ」と言えるほどではないだろう。
 それでも「屋外で寝る」ということについて、自分の経験からブログ記事を書いてみる程度のことは可能だと思う。

 私の最初期の野宿は、↓こんな感じだった。

yamagoe019.jpg


 折りたたみ傘は日よけ、夜露しのぎだ。
 一応タオルは敷いてあるが、当然ながら真夏でも夜は寒かった(笑)

 こういうおバカな経験も積みながらわかったこともある。
 逆説的に思えるかもしれないが、野宿で心がけるべき基本は、

「なるべく地面で寝ない」


 ということだ。
 地面というものは、夏季であっても夜半以降は冷え、そこに接触している体の箇所から急速に体温が奪われていく。
 なんの寒さ対策もなく地面にゴロ寝していると、肩や腰などの背面から冷え込み、かなり辛い思いをすることになるのである。
 寝転ぶことが可能なベンチなどがあればそこに寝た方がいいし、やむを得ず地べたに寝るしかない場合は、なんらかの断熱措置をとらなければならない。
 予想外の遭難でなんの備えもない場合、夜間は地面に寝転ばないで休息を取った方が良いと言われている。
 寝転ばず、木にもたれて休息する「ハグ・ア・ツリー」という言葉もあるそうだ。
 
 急な被災の場合は、身の回りで何か断熱効果のありそうなものを探してみよう。
 避難所が屋外だったり、床がコンクリートや板敷であった場合、なんの備えもないならば、まず段ボールや新聞紙を調達するのが良い。
 床や地面に何枚か段ボールを敷き、着衣の下の腹部に新聞紙を巻きつけて寝ると、それだけで何もしないよりはかなり体温が保たれる。
 冬季であれば、寝袋があったとしてもかなり冷える場合が多い。
 寝袋はそれなりに高級品でないと冬場の性能は気休め程度なので、段ボール敷き・新聞紙巻き付けで保温効果を高めたほうが良い。
 
 防災やアウトドア目的であらかじめ準備するなら、アルミ素材を使った断熱シートがあると便利だ。
 ホームセンターや100均でも売っている、クッションシートにアルミを蒸着したものが一枚あるだけで、寝心地は全く変わってくる。
 たとえば、以下のようなもの。


●アルミシート2畳
 断熱効果があるので、普段はコタツの下などに敷いておいても良い。


●キャンパーズコレクション 断熱レジャーシート
 断熱とクッションで、ビニール製のレジャーシートよりかなり快適。
 普段使いとともに、防災グッズとしても使える。


 アルミ素材シートと言えば、度々紹介してきたサバイバルシートだが、冬の間に様々なシーンで実験してみて、わかったことを書き留めておく。


●サバイバルシート(防寒・保温シート)
【利点】
・保温断熱効果が高い
・軽量コンパクトなので、普段から持ち歩ける
・きわめて安価
【欠点】
・使用時にクシャクシャと音が出る
・通気性が悪い

 音の問題はともかく、通気性の悪さはちょっと注意が必要だと感じた。
 真冬に体に近い位置で巻きつけて使用していると、けっこう湿気がこもるのだ。
 はじめは保温効果が高いために汗ばんでいるのかと思ったのだが、どうやら汗ではなくて「結露」に近い状態だということが分かってきた。
 体温を逃さないよう体にきつくまいて長時間使用していると、内側がびしょびしょになってしまうこともあるようだ。
 だから使い方としては、地面に敷いて断熱に使ったり、上着などの上からゆるく羽織って、ある程度通気を確保できるようにするのが正解なのかもしれない。
 使い方次第で、威力を発揮できるアイテムであることは間違いないと思った。


 普段から持ち歩く用には軽量コンパクトなサバイバルシート、防災やアウトドア・レジャー用にはクッション素材にアルミ蒸着したものを用意しておけば、どちらもさほど高い買い物ではないのではないのでお勧めだ。
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