2007年04月13日
土と火
小学生の頃、図工の時間か何かで土器を作った。粘土をこね、ひも状にしてグルグル巻き上げて行き、器の形にして模様を刻み込んでいく。残念ながら、焼くのは業者さん任せだったが、出来上がってきた土器は明るいオレンジ色がとてもきれいだった。
たしか、学研の「科学と学習」の付録にも、縄文土器作りのセットがあったはずだ。こちらは土色の紙粘土をプラスチックの容器にかぶせるだけのもので、縄目模様をつけて楽しむのが主目的の教材だったと記憶している。
土器だけではなく、歴史で習う縄文時代の生活全般が面白くて仕方がなかった。弥生や古墳も中々だったが、なんと言っても縄文が一番だった。
実家の近所には竪穴式住居を再現した遺跡があって、よく遊びに行った。再現された住居に入って、ぼーっと座ってみたりした。
庭の土を少し掘ると粘土層が出たので、掘り返してレンガや器の形を作って遊んだ。当時はまだ庭先で可燃ゴミを燃やしていたので、その時ついでに作ったものを焼いたりした。
土を掘り、手でこねて形を作り、それを焼くと質が変わって完成する過程が、不思議で面白かった。
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