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2014年03月22日

XPサポート終了対応

 WindowsXPのサポート終了が目前に迫っている。
 一方的な話でムカつく。
 5年ぐらい前まで普通に売っておきながら、まだ十分動いている期間にサポート打ち切りか。
 XPからの買い替えがあまり進んでいない理由をもう一回ちゃんと考え直せ糞MS。

 ……と、ひとしきり毒を吐き、少し冷静になったところで記事を書く。

 現在私が使用しているデスクトップ、ネットブックともにXP。
 どちらも6年前に購入し、徐々に動作が重くなってきていた。
 そもそもHDDの寿命の目安が五年くらいと言われているので、買い替え時期ではあった。
 一年ほど前から「次に何か故障が出たら買い替え」と決めていたのだが、幸か不幸か意外とトラブルなく今に至り、やや時期を逸してしまった感がある。
 サポート終了後のXP機の使用も、ネットにつながなければ大した危険はないだろうけれども、ブログやメール対応で何らかのネット接続機は必要だ。
 ただ、デスクトップと小型ノートを同時に買い換えるのは予算的に厳しい。
 さて、どうするか?

 ということで、とりあえずkindleを買った。


●Kindle Fire HD 7タブレット 8GB

 言わずと知れたamazonの廉価版タブレットである。
 私が現在ネットブック(←死語?)で必要としている機能、ネット接続、画像閲覧、電子書籍閲覧、文書入力等を、まあなんとかこなしてくれそうな選択肢の中では、最もリーズナブルな機種だ。

 一週間ほど使用してみて、だいたい感じがつかめてきた。
 メリットはとにかく安く、軽量小型であること。
 腰痛持ちとしては、この手軽さは非常に嬉しい。

 デメリットは、端末が安いことと引き換えに、発売元であるamazonでせっせと買い物をすることを前提にした作りに特化していることだ。
 ぶっちゃけ、「amazonのお買いもの端末」という色合いが非常に強いので、その点が気にくわない人も多いと思う。
 しかしまあ、わかって使う分には便利であるし、使える無料アプリも多いし、著作権の切れた名著の数々が無料本として大量に用意されているので、デメリットと言っては失礼にあたるかもしれない。

 とくに無料本は本当に便利だ。
 当ブログのテーマに沿って言えば、小泉八雲や夢野久作、宮沢賢治、柳田国男、折口信夫が読み放題という環境が与えられるわけで、これだけでも十分元は取れているとも言える。
 さっそく再読しているのが、「耳無芳一の話」「遠野物語」「春と修羅」「ドグラ・マグラ」。
 何冊も本を抱えなくとも、その時の気分で開けるのは嬉しい。
 すでに所蔵していたPDFの電子書籍も、なんとかストレスなく読めている。
 読書端末としてはさすがに優秀だ。
 私が数ある選択肢の中からkindleを選んだ一番大きな要因が、こうした電子書籍の世界を満喫したかったという点にある。

 今後10年と待たず、出版の世界に大変動が起こるのはまず間違いない。
 私は「紙の本」をこよなく愛する人間であるけれども、そうしたノスタルジーとは関わりなく、世は変わり、本も変わっていく。
 すでに各駅前の繁華街から、本屋やCD屋は姿を消しつつある。
 かつて街の印刷屋さんや写真屋さんが、デジタルの大波に飲まれ、信じられないほど短期間で消滅したのと同じことが、遠からず出版の世界でも必ず起こる。
 そなえよ、本を愛する皆の衆。 



 文書作成にはさすがにキーボードが欲しいので、対応しているカバー付きキーボードをいずれ購入しようと思っている。
 それをプラスしても総額二万程なので、コスパはとにかく高い。
 
 さて、優先順位の高いネット接続機はなんとかなった。
 デスクトップはどうしようか……
 CG関連のフリーソフトを各種使っているので、なるべくそのまま移行できるのが望ましいのだが。
posted by 九郎 at 20:51| Comment(2) | TrackBack(0) | 電脳覚書 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
> 管理人様

当方でも、現在使っている機種の代替機を模索中でございます。

一応、暫定で一台は確保したのですが、まさしく暫定です。今後、しばらく新しいosに慣れて、その上で新機種を決めようと思っております。

仕事上、こちらとしてはキーボードが最重要なのですけれども、最近では余り良いのが見当たらなくなってきました。それも悩みどころです。
Posted by tenjin95 at 2014年03月23日 05:55
tenjin95さん、コメントありがとうございます。

たとえば調味料メーカーが、メーカーの都合で商品の味を大幅に変えたり、画材メーカーが使用感を一方的に変更したりするのは考えられないと思います。

PCをそれとまったく同列に扱うことは難しいでしょうけれども、仕事や表現活動で使用するツールの変更については、もっと職人気質を持って対応を考えてほしいですね。
Posted by 九郎 at 2014年03月23日 10:36
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