せっかく海辺の街に住んでいるのだから、たまには釣りにでも行きたいと思いながら、なかなか果たせずにいた。
確かコンパクトな竿とリールは持っていたはずなので、あとは仕掛けを仕入れ、バケツやロープなどを揃えて自転車を飛ばせば、明日にでも釣りに行ける。
わかってはいても、十年以上釣りから遠ざかっていると、ほのかな意欲はあっても、なかなか面倒臭さの壁を破れずに今まで来てしまっていた。
この「海の日」を含む連休、思いきり心を奮い立たせてついに釣りにいった。
長年ためにためてようやく釣りにいくのだから、ここはなんとしてもボウズは避けたい。
感覚を取り戻すリハビリも兼ねて、まずはアホでも釣れる港のサビキ釣りから。
サビキ釣りの仕掛けは100均でも入手可能だが、地元の釣り場情報を仕入れるためにも、近所の釣具店に行く。
アミエビの冷凍ブロックと仕掛け一式、折り畳みのビニールバケツを購入し、近所の釣り場マップももらう。
翌日、海へ。
まあ、サビキ釣りだからどうやっても釣れます。
久々のリール操作に手間取って糸を絡ませたりしながらも、のんびり小一時間。
釣果はイワシ22匹と豆アジ6匹。
さっさと食べきれる分量釣れたら、欲張らず撤収。
このくらいあっさり帰った方が、次にまた出かける意欲が残る。
帰ったら、釣れた喜びの残っているうちに間髪おかずすぐさばく。
ぐずぐずしていると生来の無精者なので、せっかくの新鮮な魚を台無しにしてしまう。
簡単なさばき方をググってみて、イワシの頭と内蔵だけ手早く簡単に取り除く方法を見つけ、さっそく実行。
豆アジと合わせて28匹を20分ほどで処理。
やっぱり店で売っているのと色つやが全然違う。
後は骨まで丸ごと食べるために唐揚げ。
手間は最小限で、ものすごく美味しくいただけた。
釣ったら食べる。
食べない釣りならやらない。
キャッチアンドリリースを趣味とする人を否定はしないが、自分の中のルールはこんな感じ。
この夏の間に、また行きたい。
2014年07月21日
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