2014年08月18日

100均ボックスウクレレ

 以前、100均ボックスギターというものを工作してみたことがある。

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 昔、貧しい黒人ブルースマンが身近な素材から自作した「シガーボックスギター」というものがあったことを知り、興味を持った。
 調べてみると、作りやすさと素朴な音色から、今でも自作する愛好者が多いようで、私も自分なりに似たようなものを作ってみたくなったのだ。
 木箱の類で現在入手しやすいものとしては、素麺の箱や100均で売っているような箱が考えられる。
 ということで、なるべく100均で手に入る素材から自作したのが、上掲のオモチャギターだ。

 作るのも弾いてみるのも非常に楽しかったのだが、ちょっと反省点もあった。
 ネック部分も100均素材の角材を使ったため、強度不足から音程が不安定になってしまったのだ。
 だから次の機会には、ネックだけはもう少しマシなものを使おうと思っていた。
 

 で、夏休みである。
 このブログでは、毎年なんらかの工作作品をアップして、迷える小学生やそのご両親の参考にしてもらうことを年中行事の一つとしている(笑)
 夏らしい工作と言えば、このブログでは船やウクレレが考えられる。
 船はけっこう作ってきた。
 ウクレレはよく作っていた安いキットが、大幅値上げで手を出しづらくなってきていた。
 さて、どうするかと考えて、100均ボックスギターの反省を活かしたオモチャウクレレを思い付いた。

 と言うことで、夏休みの工作の参考になるよう、なるべく手間をかけずにサクッと作ってみた。

 まず、ボディにするための100均木箱。
 短辺約11.5センチで、側面にスリットが入っており、書き文字もある。
 今回はなるべく手間を省く方針なので、木箱のデザインはそのまま活かすことにする。

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 100均木箱は木質が軽く粗く、サイズもラフなのだが、なるべく正確にバランスをとりながらセンターラインを確認し、ネックの角材を貫通させるための幅3センチ、深さ1センチの切り込みをいれる。
 縦の1センチ分を細工ノコで切り、横3センチ分はその後カッターナイフで切るとよい。
 木質がスカスカなので、横は木目に沿ってカッターナイフで何度かなぞると、案外楽にカットできる。

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 切り込みに合わせて3センチ×1センチ×45センチのアガチス角材をはめ、木箱サイズに合わせた3ミリ厚の板で蓋をする。
 ボンドで接着、固定して乾燥待ち。ここは慌てず、一日くらい乾かした方がよい。

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 完全に乾燥したら、指板、糸巻き、弦駒を作ってセットする。

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 ネック幅3センチだと、ギリギリ4弦張れなくはないのだが、今回は3弦にしておく。
 貫通させた角材の露出した部分にドリルで1ミリの穴を3つ開け、端に結び目を作った弦を通す。

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 一応指番に竹ヒゴのフレットもつけて演奏できるようにしてあるが、小学生の工作ならフレットは省略でもいいだろう。
 ヘッドにあたる部分にドリルで7ミリの穴を3つ。
 1センチ角の棒を6センチの長さにカットしたものから、糸巻きを削り出し、弦を通す横穴を開けてねじ込む。

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 チューニングはドミソのオープンCにしてもよいし、ドミラにしておけば通常の4弦タイプのウクレレ(チューニングはソドミラ)のタブ譜を参考に演奏することもできる。 

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 今回はごく簡単な作り方紹介だけにしておくが、小学生の工作ならあんまり難しいことは言わずにガンガン手を動かして作ればよいと思う。
 要するに、箱に棒を突き刺して、糸を強く張れば音は鳴るのだ。
 何本か糸を張って和音になるように調節すれば、けっこうつま弾いて楽しめるオモチャになる。

 ボディになる箱が出来合いのものなので、難易度は低め。材料費も1000円以内には収まるだろう。
 ただ、細工ノコや電動ドリルなどは使った方が作りやすいので、工作慣れしていない子には大人の協力が必要。

 もし需要があるようなら、もっと詳しい作り方や、図面なども紹介してみます。
 
posted by 九郎 at 09:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 音遊び | 更新情報をチェックする
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