くりかえし記事にしてきた「糖質制限」テーマが、それなりの分量になったのでまとめておく。
昨年のGWあたりから、減量を開始した。
スタート地点の体重から一年あまりで12〜13キロ落とすことに成功し、BMI値は「標準」の上限ぎりぎりいっぱいの25から、20を切るあたりになった。
今のところ、リバウンドの心配はないようだ。
それというのも「糖質制限」という、食習慣そのものを変換する手法が、完全に定着したせいだ。
減量の過程は、以下の記事に詳述している。
身体と「体重」で対話する
減量開始後しばらく経ってから、自分のやっている減量法が「糖質制限」という考え方に近いことに気づいた。
身体と「食」で対話する
神仏与太話ブログである「縁日草子」が、何ゆえダイエット法について延々と記事を書き続けているのかと言えば、この「糖質制限」という発想が、私たちが慣れ親しんできた日本文化、日本神話、道徳の構造そのものを、解体または相対化する、非常に刺激的なものだからである。
「満腹感」と「満足感」
「日本人本来の食」という神話
炭水化物帝国
結局「一年でマイナス10キロ」という当初の目標を越えて、減量は成功した。
嘘のような話だが、減量開始から現在に至るまで、食に関してほとんど「我慢」はしていない。
減量、ひとまず目標達成!
減量覚書
元々は腰痛対策が減量の目的だったが、あまりはっきりした効果は表れていない。
そのかわり、毎年春先に悩まされてきた花粉症には、かなりはっきりした効果があった。
春先の体調管理2014
久々にやってもた!
例年、花粉症の症状を抑えるためにVCの大量摂取を行っていたのだが、今年はその必要が全くなかった。
VCもかなり効果があったのだが、あくまで「出てしまった症状を抑える」手段であり、どうやら「症状自体を出なくする」糖質制限の方が、より根本的な対策になりうるようだ。
私は元来、あっさり好みのご飯好きだった。食の嗜好そのものが、いわゆる「病院食」に近いような「炭水化物を中心とした低カロリー食」であり、年と共に食べる量も減っていた。
それでも長年体重の微増傾向が続いた結果、かなり体重が増えてしまっていた。
血筋で言うと、生活習慣病としての糖尿病や脳血管の疾患、癌などに注意が必要であるはずで、そのいずれもにたいして「糖質制限」は有効であるかもしれない。
ご飯への愛ゆえに、我は糖質制限す
糖質制限については、ここ一年ほどで非常に話題になり、もちろん賛否がある。
私はこれまでにも度々書いてきた通り、「健康法は縁のもの」だと思っている。各自が自分の体質、体調とよく相談しながら、自己責任で「生き方」として選択するものだ。
私の場合、糖質制限は体質に合っていたようで、12〜13キロの減量に成功し、ついでに長年悩まされてきた花粉症も克服することができた。
自分の体感と、ドクター江部のブログや著作の論理性により、個人的には「糖質制限」という発想に、大筋で誤りはないと判断している。
ドクター江部の糖尿病徒然日記
●「炭水化物の食べすぎで早死にしてはいけません: 生活習慣病を予防&改善する糖質制限食31のポイント」 江部康二
大器晩成という言葉がある。
私は全く「大器」ではないけれども、独自の色合いを持つ器として「晩成」はする予定なので、体調には一応注意する。
食いたいものを食い、やりたいことをやって太く短く生きるというのにも憧れはあるけれども、とりあえず今生ではぼちぼち行くのだ(笑)
2014年10月06日
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