ずっと以前、スケッチ用具覚書としてイスつきリュックのことを記事にした。
今回は、普段持ち歩いているペンケースとその中身をご紹介。
●ペンケース
ペン立てにもなるタイプで、ふたを開けて立てると中身が一目瞭然になり、便利だ。
最初にもう一つ大きいサイズを購入したのだが、かなり大容量で、いっぱいつめるとかさばり、重くなってしまった。
だから携帯用に小さい方も購入し、必要に応じて中身を入れ換えながら使っている。
今回はスケッチ用の詰め合わせの中身を紹介してみよう。
写真の左から順に。
●SARASAボールペン
最近気に入って一番使っている筆記用具だ。
書き味が軽く快適で、大量に文字を書きなぐっても疲れにくく、今年の夏の試験勉強に重宝した。
脳内のスピードに同期させて書き飛ばすのにぴったりな書き心地なのだ。
ただ、書きやすい分、インクの減りがちょっと速い気がする。0.5ミリの太い芯で激しく書きなぐる使い方を続けると、一週間くらいでインク切れになってしまった。
使い方にもよると思うが、0.4ミリくらいが使いやすいと思った。
私が使っているのは4色+シャープペンで、これ一本あれば日常の筆記用具としてはほぼ事足りる。
替え芯も豊富に揃っているので、色ではなく太さの違う芯をセットして使い分けるのもアリだろう。
●MONO消ゴム スマート
横向きに使うとちょうどノート一行分が消せる仕様なので、スケッチの時に広く消す時にも細かく鋭く消す時にも便利に使える。
今回の記事のメイン、スケッチに使える筆記用具を紹介してみよう。
大前提としては、軽さといい、描き味といい、スケッチにはやっぱり普通の鉛筆が最高だ。
私の好みで言えばとくに三菱のハイユニが良くて、ナイフで削ったときのなんとも言えない削り心地は、それだけで創作意欲を刺激される。
自分に合うよう削り出した鉛筆で、じっくり時間をかけてスケッチするのは何ものにも替えがたい贅沢な時間なのだが、忙しい日々の中ではなかなかそうした時間の使い方は許されない。
空き時間を見つけてササッとスケッチという場合、省略できるのはどうしても「鉛筆を削る時間」ということになる。
そこで探し始めるのが、削らなくてすむシャーペンや芯ホルダーだ。
●0.9ミリシャープペン。
基本的に、絵を描くときにはシャープペンではなく鉛筆の方がいいのだが、0.9ミリぐらいの太い芯なら十分絵を描くのにも使える。
というか、普段の筆記用具としても、スタンダードな0.5ミリより0.7とか0.9ぐらいの方が、芯がポキポキ折れないのではるかに書きやすいと思う。
芯がよく折れる太さが定番になっているのは、替え芯をたくさん売るためのシャーペン屋の陰謀ではないか、などとアホなことを考えてしまったりもする(笑)
写真の0.9ミリシャープペンは100均で買ったもの。
本体はとくに問題なく使えるが芯は全然だめなので、替え芯だけはまともなものを買った方がいい。
●マークシート用シャープペン
同じく100均で購入したが、これが意外とスケッチに使える!
マークシート記入用に、平形の太く濃い芯が入っているので、なかなか折れないし、描く方向によって太さの使い分けができ、カリグラフィのようなタッチをつけることもできる。
●ステッドラー 2ミリ芯ホルダー
こちらはスケッチ用具としては定番中の定番。
ほとんどがプラスチック素材なので、けっこう軽くて鉛筆に近い感覚で描ける。
安いがけっこう頑丈で、私はもう二十年くらい同じものを使っている。
誰にでもお勧めできる一本だ。
●スケッチ用平形太芯鉛筆
こちらももう二十年以上使っている。
おそらく海外メーカーのものだが、そうした情報は年月とともに摩りきれてしまって何一つ残っていない。
平形の極太芯で、けっこう使っているのだが、なにしろ極太なので全然減らない(笑)
スケッチの最初に、ガサッと面をとって構図を決めるのに便利だ。
今でも画材店でたまに似たものを見かけるが、たぶん私の生涯はこれ一本で足りる。
●パイロット 芯ホルダー
濃さのバリエーションも豊富で、使いやすい。
私は3B以上の濃い芯を、木炭のようにこすって広げて使っている。
気分に応じて筆ペンなどを併用することもある。
私は出先で着色まではあまりやらないが、またいずれ色鉛筆や絵の具についても紹介してみよう。
直接スケッチとは関係ないが、ペンケースに常備しておいて便利なのが、以下のもの。
●スティックのり
●おりたたみ定規
のばすと30センチになり、さほど精度はないが角度もつけられる。1センチごとに小さな穴があいているので、ペンを二本使えば簡易コンパスにもなる。
●スティックはさみ
ペンケースに収納しやすいスティックタイプのはさみも各種出ているが、私は通常のはさみと同様に使えるこのタイプが好みだ。
●カッターナイフ
ステンレス刃のシンプルデザイン。こういう製品に取ってみると、さすが世界のオルファだなと認識を新たにする。プロダクトデザインと切れ味を堪能できる一本。
それぞれかさばらずにまとまるので、小さめのペンケースに向いている。
2014年11月23日
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