2007年05月19日

五帝五龍王3

【赤帝赤龍王】
 盤牛大王と第二の妻の間に生まれたのが赤帝赤龍王である。大王はこの息子に夏の七十二日間を支配させた。赤帝赤龍王が妻と結ばれて生まれたのが、いわゆる十二支である。

kin-13.jpg


【図像について】
 今回の図像は、中国神話の「神農(しんのう)」を参照した。神農は人間に農業や医薬の知識を与えた温厚で慈悲深い神で、中国起源であるが日本でも信仰されている、人気のある神だ。
 またの名を「炎帝」と呼ばれ、天界を治める五人の天帝のうち、南を治める一人に数えられることもあるので、今回の赤帝赤龍王の参考にした。
 五行の「火」にあたる赤龍王と十二支を結びつけたのは、「金烏玉兎」のオリジナルアレンジだと思われる。

 赤龍王と言えば、中国漢王朝を開いた劉邦は赤龍の生まれ変わりで、火徳の体現者であるというお話がある。そして漢王朝末期の「三国志」の時代、赤龍王・劉邦の開いた王朝を大いに乱したのは太平道を奉じる「黄巾党」という一種の道教集団だったと伝えられる。
 五行説では「火生土(火は土を生む)」で、「土」は色では「黄」になる。このことから黄巾党は、五行説を元に漢王朝を終わらせようとした、とする説もあるようだ。
posted by 九郎 at 11:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 金烏玉兎 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック