大型スーパーの文具コーナーには各種工作キットが並んでおり、当ブログでも夏休みの工作まとめで色々紹介している。
けっこう面白い内容の工作キットも多いのだが、小学生の工作ならキットに縛られず、もっと好き勝手に楽しんで作って欲しいとも思う。
そこでお勧めなのが近所のホームセンターだ。
この時期、端材の詰め放題サービスをやっているところが多いはずだ。
数百円も出せば、夏休みの工作を作ってまだまだ余るほどの材料を、安くゲットすることができる。
また、工作キットも他で買うより割安になっていることが多い。

詰め方のコツは、なるべく細かな端材を数多く選ぶことだ。
あまり大きな木材を選ぶと、すぐに袋が一杯になってしまうし、後で切らなければならなかったりで、意外と使いにくいものだ。
子供の工作では、ノコギリでカットするの作業行程は難易度が高く、ハードルになりやすい。
カット済みの細かな木片を積み木のように組み合わせ、木工ボンドで貼ってガンガン自由に造形するのがストレスが少なくていい。
同じような形状の木片が数十とか百とかの単位でたくさんあると、手が動きやすくなる。
アイスの棒や割り箸工作も、同じ理屈で取り組みやすい。
工作キットの利点も、「ノコギリを使わずに済む」という部分が大きいのだ。
どうしてもノコギリが必要な場合は、「挽き廻し」というタイプの細身のものが一本あると便利だ。
本来は曲線切り用のノコギリだが、細い棒や短い直線切りなら十分対応できる。
カッタータイプのものも売られているので、端材の詰め放題のついでに刃物コーナーを覗いてみると良い。
●OLFA カッター挽き廻し鋸 217B
少し大き目のカッターと挽き廻しノコの二種類が一本になっている。
日常の軽作業や工作に便利。
形ができたら次は着色。
木材やプラスチックなど、素材を選ばず着色できて、乾くと耐水性になるアクリル絵具が便利だ。
小学生の工作なら、学校で使っている水彩絵具と近い感覚の、以下のような工作用絵具のセットが使いやすいだろう。
●サクラクレパス 工作用アクリルえのぐセット 10色(金銀入)
パレットになるケースに、筆もセットされている。
筆はちょっと使いにくいかもしれないので、ペンキ用の刷毛などを別途購入がお勧め。
アクリル絵具は乾くと耐水性なので、完成後遊んでも色が落ちにくい。
ただし、普通の水彩絵具と違って、筆やパレットを使用後そのまま放置すると、汚れが固まってしまい、とくに筆は使用不能になってしまう。
後始末だけは忘れずに。
夏休みの工作は、まずホームセンターへ!