長いようで短い十年。
記事数1100超。
年間平均110、月平均9プラスアルファ、週平均2以上の記事をアップしてきたことになります。
実態はそれほど単純ではなく、私の気分のムラに従って、ながらく放置したり、怒濤の更新を行ったり様々でしたが、地味な個人ブログとしてはまずまず健闘と言ったところでしょうか。
記事数が千を超えるとさすがに内容の把握が難しくなります。
最近からの読者の皆さんは、カテゴリブログ・マップを参照してください。
各カテゴリの内容紹介や、各種まとめ記事など、一応の道しるべが示してあります。
開設当初は確かブログの流行り始めぐらいのタイミングだったと記憶しておりますが、その後各種SNSやtwitter等の様々なネットコミュニケーションの形態が登場し、流行り廃りがありました。
現在はブログに一時ほどの勢いはなく、数あるサービスの中の一ジャンルとして定着した感があります。
私はtwitterやスマホで常時ネットコミュニケーションをとるのが苦手で、できれば普段は誰とも「つながっていたくない」という偏屈者。
現状の、せいぜい数百人程度の閲覧数の匿名ブログが一番居心地が良いので、今後もこの調子で続けていきたいと思います。
今年2015年は、個人的にショックの強い訃報が相次ぎました。
まず、90年代に面倒見てもらっていた師匠が亡くなりました。
あの時の返事
ガイジンさん、おはいんなさい
本当のおわかれ
そして阪神淡路大震災と同じ日付で、私がこれまでもっとも傾倒してきた作家である平井和正さんがお亡くなりになりました。
語る言葉が見つからない
守・破・離
残り時間と完全燃焼
10月には、私が中高生の頃衝撃を受け、写実表現の技術を身に付けるきっかけになった、イラストレーターの生ョ範義さんがお亡くなりになりました。
魔神追悼
記憶に新しいところでは、11月末に水木しげるさんが大往生されました。
心の師匠が次々と
昨年末には中高生の頃から親しかった友人の訃報があり、自分の残り時間を考えさせられたこの一年。
一般的にはまだまだ死を想うには早いけれども、人生の残量は見えてくる、そんな年齢になりました。
この十年で体力的にはっきり落ちました。
糖質制限で十数キロの減量に成功し、二十歳前後の頃の体重まで戻して、おまけに長年の花粉症が劇的に改善されたのはプラス要素でしたが、視力は落ちましたし、持病の胃腸炎やぎっくり腰にはたまに苦しめられます。
しかし年を取るということはこんなもの。
色々できなくなるということを前提に、身体と相談しながら粘っていくしかありません。
やるべきこと、やりたいことのどれほどが達成できるかわからないけれども、とにかくスタートだけは切っておこう。
そう考えて、新カテゴリを作りました。
カテゴリマンダラ
カテゴリ夢
たまには外にも討って出ようと、9月には同人誌即売会にも参加しました。
文学フリマ大阪2015

●「図工室の鉄砲合戦」
特設ブログ放課後達人倶楽部で公開中の児童文学作品。
個人的には、久々に「完全燃焼」の感覚が味わえた、現時点の自己ベスト作です。
角川つばさ文庫の新人賞、二次選考通過作品。
ブログではカラーイラストを添えて公開中ですが、紙の本にするために約40点の線画をモノクロ印刷向けに描き直し、文章にも少々加筆。
A5サイズ84ページ、コピー印刷手製本。
小学校で銃撃戦?! 地味でイケてないメガネ男子、一世一代の大勝負!!
●「怪しき夢路 〜UGLY DREAMER〜」
カテゴリ「夢」で順次公開中の内容を、先取りして一冊にまとめたもの。
四半世紀に及ぶ夢記録の中から、厳選した怪夢39点に、奇ッ怪イラスト75点を添付。
夢だけに、ネット公開せず紙の本限定のネタも多くあります。
A5サイズ60ページ、コピー印刷手製本。
このブログを私自身の「道場」とするならば、他流試合や武者修行にあたるのが各種作品募集への応募。
上で紹介したように、角川つばさ文庫の新人賞で二次選考まで通過できたこともありました。
今年は第二回全国妖怪造形コンテストに参加して、入賞は逃したものの、最終選考には入れてもらえました。
山姫の歌声
実はこの十年の間に地方の新人賞で受賞し、出版まで行った作品もあるのですが、そちらは実名だったのでこのブログでは紹介していません。
興味のある人はメールで。
これからも一つでも多く完全燃焼できる作品を完成させるため、このブログでも折々途中経過を発表していきます。
ということでこの場をかりて、カテゴリ「マンダラ」で描きたいマンダラの一つとして紹介した、胎蔵マンダラをモチーフにした100号の作品の中間報告をしておきたいと思います。
まだようやく大まかな構図が決まったところで、完成までには最短でも1年ぐらいはかかりそうなのですが、小サイズの画像ならぎりぎり鑑賞に耐える段階になっていると思います。

年内の記事更新はこれが最後になりそうです。
皆様よいお年を!