今月は連邦で行きます!
続いてのネタは連邦の量産型MS、GM(ジム)。
こちらも基本的に昔と同じ300円で入手可能。
プレミア価格で買うようなものではない。
●1/144 RGM-79 ジム
今回は全くの素組み。
成型色はガンダムよりやや色味の強い、薄いエメラルドグリーンのような感じ。
ジムはいわば「量産型ガンダム」だ。
生産コストを抑えた一般兵士用のMSを、ガンダムから引き算して絶妙に「弱そう」なデザインにまとめてあるのが素晴らしい。
先月紹介した旧型ザクでも述べたけれども、一度完成させたデザインから「盛って」強そうにするよりも、「削って」弱そうにする方がデザイン作業としては高度ではないかと思うのだ。
ガンダムと形状の共通点が多い分、先行発売のガンダムのプラモから改良されている箇所がいくつかある。
ガンダムやザクでけっこう難易度の高かった腕の取り付けが、シンプルに挟み込みになり、クリック構造も付いている。
腕の形状は微妙にレベルアップ。
右手はスプレーガンを持った状態と、サーベルが持てるように穴の開いた握り手が付属。
シールドののぞき穴は開口。
などなど。
このプラモも小学生の頃作った覚えがある。
おっさんになってから作ると、プラモの出来は向上させつつ、見た目はきっちり「弱そう」に製品化しているバンダイの企業努力が見えて、味わい深く感じられるのである。
いつものように缶スプレーのつや消しブラックから、アクリルガッシュ筆塗りで塗装。
白っぽい部分はアニメ設定ではもっと色味が強いのだが、私は彩度を落とすスタイルが好みだ。
ガンダムとの比較。
ジムは、定価が安かった頃の初期のHGUCでも発売されていて、こちらも味わい深い良いプラモだ。
堅気の衆にはこちらがお勧め。
でも、私はやっぱり旧キットがいい。
2017年03月29日
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