2018年06月24日

ガンプラ旧キット制作参考資料

 80年代ガンプラ旧キットを制作する時の参考資料として、やはり当時の作例やイラスト、設定資料の類の載っている書籍が欲しくなる。
 手持ちの資料の中から、いくつか今でも比較的入手し易いものを紹介してみよう。

 何はともあれまず再見したいのは、ブーム当時描かれた御大・大河原邦男のイラストだ。
 あの頃活躍していたモデラーの皆さんから、広大な裾野たるプラモ少年まで、みんな参考にしていた「根本資料」と呼べるのが、大河原イラストではないだろうか。
 ブーム初期、ガンプラを塗る時の参考になるのは、まずはプラモの箱絵や組立解説書の色指定だったが、それだけではオモチャ然とした旧来のロボットにしかならなかった。
 当時「リアル」を志向するガンダムイラストを描けるのは、メカニックデザイナーである大河原邦男しかいなかったのだ。

 ポスターカラーで筆タッチを活かした骨太な絵柄。
 激しいウエザリング。
 精密なマーキング。
 ミリタリー感覚溢れるリアルタイプカラーなどなど。

 多くのガンプラファンに「こんな風にプラモを作りたい!」と思わせる、素晴らしいイラストだったと思う。
 大河原御大の画集はいくつも出ているが、ガンダム関連でもう一度見たいイラストが、ほとんど収録されているのが、以下の一冊。


●「大河原邦男画集―Gundam art works」(ムービック)
 ファーストガンダムだけでなく、ゼータからF91あたりまでのイラストや、近年制作された新作も多数収録されている。
 思い出補正もあろうけれども、やはり圧倒的に昔のイラストが良い。
 あの「ラストシューティング」を含む劇場版のポスターや、初期MSVの設定画、ソノラマ文庫小説版の表紙絵なども、もちろん収録。
 あと一枚、確かボンボンに載っていた「歴戦を経たガンダムマークU」のイラストが収録されていれば、私の中では100点満点だったのだが、おしい!

 そしてブーム初期、大河原イラストにインスパイアされた作例が次々に発表されたのが「月刊ホビージャパン」であり、その伝説の総集編が、以下のものだった。


●「HOW TO BUILD GUNDAM1、2」

 現在は復刻版や電子書籍版も刊行されており、入手は極めて容易。
 おっさんになった今読み返すと、子供の頃仰ぎ見るだけだった記事中の改造が、「けっこうできる」ようになっているのがわかってちょっと感動する。

 82年、ブームがそろそろ後半に入ると、ガンプラ記事の「熱」は、模型専門誌から児童マンガ月刊誌「コミックボンボン」へと移行した。
 当時活躍していたモデラー集団ストリームベースの面々の作例、製品情報、そして史上初のガンプラマンガである「プラモ狂四郎」連載で、ボンボンは一気にガンプラ雑誌と化した。
 相互の記事が互いにリンクし、うねるように加速していく当時の熱狂は、リアルタイムで雑誌を読んでいないと中々理解しがたいのではないかと思う。
 強いて挙げればマンガ「プラモ狂四郎」のストーリー展開が、あの頃の雰囲気を一番伝えているかもしれない。
 序盤の小改造からパーフェクトガンダム完成に至るまでの盛り上がりは、今見ても色あせない。


●「プラモ狂四郎」やまと虹一(講談社)

 ボンボン掲載の作例や設定資料、関連記事は、文庫サイズ三冊にまとめられており、復刻もされているので入手は比較的容易だ。


●「<復刻版>機動戦士ガンダムモビルスーツバリエーション1〜3」

 ボンボンと共にガンプラファンによく読まれていたのが、プラモ屋店頭で販売されていたバンダイ刊行の「模型情報」で、小冊子ながら毎月充実の内容だった。
 MSVについては別冊ハンドブックとして刊行され、こちらも近年復刻されている。


●「模型情報・別冊MSバリエーション ハンドブック 復刻版」

 もう一冊挙げるなら、ブーム後半のボンボン作例を集成した以下の一冊だ。

●「コミックボンボン別冊 スーパーモデリング」
 小田雅弘によるジョニー・ライデンの06R-2ザクが表紙を飾る。
 ジョニー・ライデン機にドムのバズーカを持たせたのはおそらくこの作例が最初だったはずで、そのあまりのカッコ良さに定番設定化していった。
 80年代を風靡した小田雅弘ザク作例の到達点である。
 こちらは復刻されていないので入手困難だが、一部作例写真は小サイズながら、以下の一冊にも収録されている。


●「ガンプラ・ジェネレーション」五十嵐浩司・編(講談社)
 ガンプラに十周年を記念して刊行されたもの。
 ファーストガンダムからMSVを中心に、90年代末までのガンプラの歴史を回顧している。
 今となっては幻の「MSX」シリーズのカラー設定も収録。

 制作中のBGMには、以下の音源がおススメ。


●ベスト・オブ・ガンダム
 ファーストガンダムのTV版、劇場版の主題歌、挿入歌がとりあえず一通り全部収録。
 曲間に劇中セリフが入っているのも良いが、一部別の声優さんが無理やりつないでいるような?
●機動戦士ガンダム ― オリジナル・サウンドトラック
 ファーストガンダム劇中音楽で聴きたいものは、とりあえず一通り収録。

 80年代前半のガンプラブーム全般の「通史」としては、これまでにも度々紹介してきた以下の一冊が挙げられる。


●「MSVジェネレーション ぼくたちのぼくたちによるぼくたちのための『ガンプラ革命』」あさのまさひこ(太田出版)

 当ブログでガンプラ旧キット作例は以下に。

 プラモ・フィギュア作例まとめ

 これまでの作例の中で、大河原邦男タッチで割と気に入っているのは、ガンダムシャア専用ズゴック

gp-31.jpg

gp-13.jpg


 まだまだ粗いので、精進します!
posted by 九郎 at 10:42| Comment(0) | サブカルチャー | 更新情報をチェックする
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