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2018年09月01日

マンガ「まちあわせ」(夏目漱石「夢十夜」第一夜より翻案)

 久々にマンガ作品を投稿した。

 投稿マヴォ:「まちあわせ」烏帽子九郎

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 タイトルは「まちあわせ」、夏目漱石「夢十夜」の中から、第一夜の部分をマンガ化したもの。
 夏目漱石は没後100年をすぎており、著作権は既に失効。
 その作品の多くはネットでも無料公開されている。
 青空文庫「夢十夜」

 kindle無料本もある。


 私は幼いころから独自にの探求を続けてきたので、他人の夢についても興味があり、夢をテーマにした作品は色々渉猟してきた。
 中でも夏目漱石の「夢十夜」は大好きな作品で、これまで何度となく読み返してきた。
 とくに第一夜は個人的に「最も美しい小説」だと感じていて、長年その評価は変わっていない。
 
 この第一夜の部分を「絵解き」してみたいという気持ちは、たぶん高校生ぐらいの頃から持っていた。
 二十歳前後のタイミングでスケッチを重ねてみて、それ以降、何度か試行錯誤を繰り返していた。
 マンガのネーム形式でようやく描き上げたのが二年前。
 それから実際の原稿に仕上げる際のタッチに迷い、今年に入ってから再チャレンジしてようやく完成に至った。
 最初に志してから三十年、たった12ページの実制作に二年以上。
 アマチュアだけに可能な最終奥義「採算度外視」である(笑)

 もともと思い込みの強い人間が、妄想で三十年熟成させたものなので、偏ったアレンジであることは自覚している。
 法的に問題ないとは言え、愛読者の多い作品でもあるし、ご批判は甘受する。


 批判を覚悟の上で、どうしても描きたかった作品。

posted by 九郎 at 13:06| Comment(0) | マンガ | 更新情報をチェックする
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