引き続き秋のスケッチ。
季節はもう冬なれど、秋の色彩が残る限りはもうひとねばり(笑)
近所の公園のカエデの全体像。
他の紅葉もそうですが、カエデは距離によって見え方が全然違ってきます。
遠景だと葉の色のグラデーションが見え、近づくごとに枝ぶりが見えてきて、さらに接近すると無数のトゲトゲした実が目立ってきます。
距離感により、何を捨て、何を描くか変わってくるので、がむしゃらに描き込めばよいというものでもありません。
同じく近所の公園のイチョウ。
樹木を描くときは、どうしても幹から横に張り出した枝ぶりに注意が行くし、絵としてはそのように描かざるを得ないのですが、実際の枝は手前方向にも同じように張り出しています。
そうした立体感は写真だとわかりにくいので、実物を観ながらどう描写に持ち込むかが思案のしどころです。
ちょっとだけつかめてきたかも。
そして、やっと描きたいサクラに出会ったので一枚。
色々考えて手を動かした経験が大切。
樹木の省略や様式化は日本画の技法が優れていますが、たぶん今鑑賞したら、以前より何をやっているか理解できるはず。
同じ絵でも、静物、人物、風景、建築など、それぞれ本来は別科目。
画塾に通い始めてデッサンを習得中の中高生諸君、今みなさんが学んでいるのは色々ある中の一科目ですよ(笑)
スポーツで言えば、種目とは別の筋トレに似ています。
自分のやりたい作品は、別メニューでしっかり進めましょう!
色々描ける人は、かなり早い段階から思いきって自分の絵柄という「枠」を設け、その枠内で割り切って精進してるケースが多いようです。
2018年11月25日
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