入試古文の中では『源氏物語』『徒然草』『枕草子』『宇治拾遺物語』『伊勢物語』あたりが出題頻度上位らしい。
中高生はマンガでも角川ソフィア文庫ビギナーズ・クラシックスでもいいから目を通しておくことが、得点の近道だ。
というか試験の点数云々は横に置いても、時代を超えて残る古典はやっぱり面白く、何らかの形で読んでみよう。
マンガの日本古典シリーズについては以前紹介済み。
→関連記事古典入門のその手前
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今回の記事ではビギナーズ・クラシックスについて紹介してみたい。
一冊目としては、怪異や霊験譚が中心の『宇治拾遺物語』が読んでシンプルに面白い。
→関連記事ビギナーズ・クラシックスで『宇治拾遺物語』を読む
●『宇治拾遺物語』角川ソフィア文庫ビギナーズ・クラシックス
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次いで『徒然草』が今の目で見てもエッセイとして楽しめる。
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古文でよく扱われる和歌の読み方や恋愛観は、『伊勢物語』で体験できる。
→関連記事ビギナーズ・クラシックスで『伊勢物語』を読む
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以上三作を楽しめたら、仕上げとして日本古典文学の頂点『枕草子』『源氏物語』へと進むのがベストだろう。
この二作から先に読むという考え方もあろうけれども、『枕草子』は千年経ってもツンツンに尖ったセンスで読む方にもそれ相応の力量が必要であるし、『源氏物語』は千年経っても鎮まりきらない漆黒の闇が、普通に読むには重すぎる。
先に中世日本の時代背景や考え方を知り、下地ができてからの方が楽しみやすいと思う。
→関連記事再読、『枕草子』『源氏物語』『小倉百人一首』
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古文漢文については、文法云々より先にコミカライズや読みやすい現代語訳で楽しみつつ内容・世界観を知ってしまう方が手っ取り早く、私自身はほぼそれだけで大学入試までこなしてしまえた。
とは言え、文法的な知識はあるに越したことはなく、以下の一冊が読みやすく、参考になった。
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主な内容は文法解説だが、一つ一つの文法事項を実際の古典作品を例にとって4〜6ページ程度で紹介してあるので、毎日一章ずつ無理なく読み進められる。
通読するだけでかなり地力がついてくるだろう。
古文漢文は、共通テストレベルであれば難易度はさほど高くは無い。
日常的に様々な形で古典に触れておき、音読に慣れておけば、余裕をもって試験問題に対することができるようになるだろう。
そもそもで言えば、硬いことを言わずに古典を日常的に楽しむ教養が大切で、点数などはあとからついてくるのだ。
2025年12月11日
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