鉄囲山と七金山の間の海には、東西南北にそれぞれ洲があり、四大洲と呼ばれる。
東には半月形の「勝身洲(しょうしんしゅう)」
西には円形の「牛貨洲(ごかしゅう)」
南には正三角形に近い台形の「贍部洲(せんぶしゅう)」、またの名「閻浮提(えんぶだい)」
北には正方形の「倶盧洲(くるしゅう)」がある。
このうち南の贍部洲が我々の住む世界だ。
四大洲は金輪上に正確な比率で描写すると、小さくて視認できなくなる。今回は模式平面図で紹介してみよう。
この模式平面図はそのまま曼荼羅の構成にも発展する。
曼荼羅は上空の天界から須弥山を鳥瞰する構造になっており、曼荼羅図内の円形と方形の組み合わせは金輪上の九山八海と重なるイメージを持っている。
2007年10月16日
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