我々の住む南贍部洲から海を隔てた遥か北方に、金輪上の世界の中心部を占める巨大な山々がある。
須弥山を中央に、七重の正方形の柵のように取り囲んだ山々を「七金山」と呼ぶ。
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七金山は外側の低い方から順に、以下のような名称を持つ。
尼民達羅山(にみんだつら)
象耳山(ぞうじ)
馬耳山(ばじ)
善見山(ぜんけん)
檐木山(えんぼく)
持軸山(じじく)
持双山(じそう)
外側から順に標高は倍々に高くなり、最も内側の持双山では4万由旬になる。この標高は、日天・月天の周回する軌道の高さと同程度と考えられる。
須弥山は更にその倍の8万由旬(約56万km)に達する。
2007年10月18日
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