2007年10月25日

地居天

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 須弥山は神々の住む天界の始まり。中腹までの四段の張り出しの最上階には、東西南北を守る四天王が住んでいる。
 東は持国天、西は広目天、南は増長天、北は多聞天(毘沙門天)で、下の三段や七金山等にはそれぞれの眷属が存在している。
 海中の阿修羅から天界を守る精鋭軍だ。

 須弥山の頂上は一辺8万由旬の正方形になっており、神々の宮殿が立ち並んでいる。三十三の神々が居を構えるので「三十三天」と呼ばれる。
 三十三天の中心部は「善見城」で、神々の王「帝釈天」の住いだ。
 帝釈天はインド神話のインドラ神を発祥とする。手に雷撃を意味するヴァジュラを構え、千の目を持つとも伝えられる。
 仏教に読み替えられてからは優美な貴神の姿で表現されることが多いが、密教図像では元々の雷神の性格を想起させる武装した姿で描かれることもある。
 
 三十三天上空には、更に何層もの天界が重なっている。
 金輪に地続きの地居天に対し、これより上の天界は空中に浮揚しているので「空居天(くうごてん)」と呼ばれる。
posted by 九郎 at 23:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 須弥山 | 更新情報をチェックする
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