1月10日を真ん中にした三日間の「十日戎」にちなんで、ゑびす大黒の切り絵を一つ。
「ゑべっさん」の名で親しまれる恵比寿さまは、大黒さまと並んで商売繁盛の福の神。十日戎でも二人並んだ縁起物が所狭しと屋台に並ぶ。
年を経た縁起物は神社などで集められ、「とんど焼き」でお焚き上げとなる。最近の縁起物にはプラスチックやビニールなどが使用されているため、火で焚く場合は細かなパーツを分別し、竹や笹など野焼きしても一応は大丈夫なものだけ焼いているようだ。
回収されたパーツは、もしかしたら再利用されているのかもしれないが、別に賞味期限のある食品ではないのだから、それはそれでかまわないだろう。
西宮神社では、恵比寿さまはイザナギ・イザナミの長子である漂着神、ヒルコであるとされる。流された果てに福の神と読みかえられたヒルコの縁起物がリサイクルであったとしたら、むしろそちらの方が相応しい感じもする。
再利用されているかどうかはあくまで私の空想なので、定かではないのだけれども。
2008年01月10日
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