
お花見の季節は、当ブログ的には「縄文の季節」だ。
花見に行ってBBQがてら土器を焼くのが、春の楽しみ。
今年はふと思いついて、お地蔵さまを捏ねてみた。
乾燥の過程で顔が割れてしまい、もう一度顔だけ作り直したのだが、粘土のつなぎ目に微妙にひびが入ってしまった。これが焼成のときどう影響するかが勝負どころ。
もしかしたら割れてしまうかもしれないので、焼く前に一度撮影。

愛用の窯(お煎餅の空き缶)にお地蔵さまと木炭を詰め込み、点火。

あとはのんびり花見をしながら、飲み食いして待つ。

約四時間後、木炭と灰の中からレンガ色に生まれ変わったお地蔵さまが現われる。

少しずつ水をかけて冷ます。
こめかみのあたりにやっぱりひびが残ったが、これはこれで良し。お地蔵さまは実用品でも美術品でもないので、あるがままで正解。
500mlペットボトル大の小さなお地蔵さまを冷ましていると、子供たちが目ざとく見つけてわらわらと集まってくる。
さすが子供の守り神。

中には「自分も作りたい」と発願する子もいる。
それ、菩提心のはじまりですよ。
六年生になったら縄文土器の作り方を社会で習うから、憶えていたら作ってみるといいよ……