明日4月8日は「はなまつり」で、お釈迦様の誕生日とされている日。
当ブログでも過去2回、それにちなんで記事にしてきた。
はなまつり、托胎霊夢
仏伝ではお釈迦様はこの世に出生する前に、兜率天で修行していたとされている。
仏教説話集「今昔物語」の第一話は、その場面から始まっている。
美しい兜率天の内院で瞑想する菩薩に「五衰の相」が現われる。
まばたきしないはずの天人がまばたきする
萎れないはずの髪飾りの花が萎れる
衣服が汚れてくる
わきの下に汗をかく
決まった座を離れて気ままに座る
いぶかる天人たちに、菩薩は人間界に生まれ変わって仏となることを告げる。そして両親となる王と王妃を見定めて、六本牙の白象に乗り、下生していく。
兜率天と言えば、現在は弥勒菩薩が五十六億七千万年後の成仏にそなえて修行している所だ。ということは、人間界で成仏するには、まず兜率天を通過することが前提条件になっているのだろうか?
このあたり、まだ不勉強で整理がついていない。
2008年04月07日
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