2009年07月20日

ゴーヤーちゃんぷるー

 おいしそうなゴーヤーをもらった。
 ちょうど近所で沖縄物産展もやっている。
 久しぶりに少しは材料の揃ったちゃんぷるーを作ってみるかと、買い物に出かけた。

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 買ってきたのは、
・島豆腐
・スパム
・オリオンビール
・ジーマーミ豆腐
 の四点。

 島豆腐とスパムをゴーヤーちゃんぷるーに使い、ジーマーミ豆腐はオリオンビールのつまみ。
 
 沖縄の食べ物・飲み物も最近は近所のスーパーで手に入りやすくなってきた。とくに泡盛やゴーヤーはいつでも手に入る。
 それは喜ばしいことなのだけど、島豆腐がなかなか手に入らないのが困りものだ。島豆腐の無いちゃんぷるーは魅力半減だ。

 島豆腐は木綿豆腐よりはるかにしっかりしていて、調理の時にかき混ぜても形が崩れず、味も濃厚だ。いつもは仕方なく水切りした木綿豆腐や厚揚げで代用するのだが、やはり島豆腐には及ばない。

 よくゴーヤーちゃんぷるーの調理法に「豚肉を入れる」と紹介されている。間違いではないのだろうけど、個人的にはやっぱり現地でよくあるスパムの類が馴染む。塩辛さもちゃんぷるーの味付けの内。
 今回はハーフサイズを1缶。
 残ったら味噌汁に入れるか、「ポークたまご」にするか。

 ちゃんぷるーはつゆだくで、半ば煮物のような感じの仕上がりが好みだ。かまぼこも入るとベストだったのだが、いいのが売ってなかったので今回は見送り。

 ジーマーミ豆腐は落花生から作ったもので、胡麻豆腐に少し似ている。もちもちっとした食感が美味しくて、ちょっとしたデザート風でもある。

 どれも沖縄ではお手軽な食材なのだが、物産展で買うとちょっと値が張る。まあ、ここは沖縄ではないので仕方がない(笑)
 せめて島豆腐がこちらのスーパーで普通に売られるようになってくれるとありがたいので、そういう薔薇色の未来への第一歩として、ささやかながら当ブログでも紹介しておこう。
posted by 九郎 at 15:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄 | 更新情報をチェックする

2010年06月30日

石の上、気根の下

 荷物整理をしていたら、昔の作品が出てきた。
 157o×226oのボードにアクリル絵の具で描かれた小品だ。

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 おそらく90年代後半頃の作品で、この時期初めて沖縄に行ったはずだ。
 文化財調査のバイトで行ったので、一日中お墓や御嶽、拝所みたいなところを、地図を片手に歩き回っていた。
 観光とは程遠い沖縄体験だったが、むしろ私は嬉々としてハブの出そうな藪の中に分け入っていた。
 無造作に積み上げられた琉球石灰岩の拝所は、ガジュマルやその他の生い茂った植物に半ば飲み込まれていた。
 下から積み上げた石の列と、上から垂れ下がったガジュマルの気根に縁取られた何もない空間に、もっとも何かの「気配」が感じられた。
 その体験があってからヤマトの国に帰ってきてみると、神社仏閣を参拝する時の感覚が一変してしまった。
 それまでは建物や神体になっている自然物に視線が行っていたのだが、沖縄体験を潜った後は、そうしたモノ自体よりも、モノに縁取られた空間の方に注意が向くようになっていた。
 彫刻作品を観るときなんかも、モノの周囲の「虚」の空間が気になって仕方がなくなった。ヘンリー・ムアの凄みに気付いたのもそのころだったと思う。

 この小品を雛型として、後にいくつかの絵(火の神胎内潜り)を描くことになった思い出の一枚だ。


 湿度と気温に蒸せる梅雨の日々に、沖縄をまた思い出す。
posted by 九郎 at 23:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄 | 更新情報をチェックする

2010年12月12日

沖縄手帳

 そろそろ今年も終盤。
 皆さん、手帳はもう用意しただろうか?
 
 今回紹介するのは「沖縄手帳」といって、普通は沖縄でしか入手できないもの。
 私は近場の沖縄ショップで見つけた。

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 サイズはA5版とポケット版で、見開きに一週間の予定が組めるタイプ。
 私が例年使っているのもこのタイプで、普通に手帳として使いやすいのだが、なんといってもこの「沖縄手帳」の特色は、沖縄生活の利便性に特化した各種情報が、細かに記載されていることだ。
 通常の手帳でも「大安、仏滅」などの日柄は記載されているものが多いが、この「沖縄手帳」、そうした日柄以外にも、毎日の月齢や潮の干満時刻、旧暦の日付や、過去の天気確率が、一日一日全てに記載されており、さらに加えてその日あった沖縄関連の出来事が豆知識として添えられているのだ。
 沖縄は伝統的に、冠婚葬祭の行事に参加する機会が非常に多い土地柄で、海に関係する仕事を持つ人も多いことから、自然にこのような作りになるのだろう。
 そして巻末には特別史料として「米軍基地と沖縄」、各種交通機関の時刻・料金表、沖縄周辺地図なども完備されている。
 まあ、あくまで「沖縄生活」に特化した手帳なので、ヤマトの人間が、ヤマトでの生活に使う際の実用性はそれほど高くないかもしれない。旧暦、月齢はともかく、潮の干満時刻などは、そのまま使うことはできないだろう。
 それでも、この手帳は「読み物」として十分に面白いし、私のように「神仏与太話ブログ」などというものを続けている特殊な人間にとっては、けっこう参考になる資料だ。

 公式HPもあるようなので、興味のある人は検索してみてください。

 ヤマトでも、各地方にあわせたこういう手帳を発行してくれないかなあ……
posted by 九郎 at 22:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄 | 更新情報をチェックする

2011年09月11日

緑のカーテン

 縁者の家で、見事な「緑のカーテン」を見せてもらった。

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 この夏の節電キャンペーンの中、窓際の太陽光を遮蔽する工夫として、ゴーヤーを植えてネットを這わせる方法がよく紹介されていた。
 ホームセンターなどでも栽培セットが売られていて、近所でも窓際に植えてあるのをよく見かけた。

 私は今夏のような電力会社主導の胡散臭い節電キャンペーンは、一切無視すべきだと考えている。
 電力は不足していなかったし、今後も不足しないと判断している。
 しかしながら、日本人の美徳である「もったいない精神」から、日常の当たり前の作法として資源の節約に努めることには大賛成だ。
 だから原発のような発電時に発生する熱量のうちの三分の二を海へ温排水として捨て、発電された三分の一を遠距離の送電でロスしまくり、オール電化で無駄に消費させまくらなければ成立しないような、非常にもったいない発電方法は否定する。
 事故の危険性もさることながら、原発は常態でも無駄が多すぎるのだ。

 関東以西の都市部の多くは、ヒートアイランド現象(地球温暖化ではない!)によって、夏には沖縄並みの亜熱帯になる。
 沖縄には暑さをしのぐための様々な生活の知恵がある。
 この夏の「緑のカーテン」流行りは、本当に良いことだと思う。
 陽光を遮り、上手く育てれば豊富なビタミン源まで手に入るのだ!

 ただ、十年ほど前から何度も栽培してきた自分の経験で言うと、プランターで育てた場合は「カーテン」以上のオマケの収穫は難しいと思う。
 小さなゴーヤーの実はたくさん付くけど、2~3個育てば良い方だろう。
 本格的な収穫まで望むなら、プランターではなく庭の土をそれなりに整備してやった方がいい。

 収穫したゴーヤーはぜひチャンプルーで食べてほしいが、本土でありがちなレシピだと、「豚肉と玉子とゴーヤーをフライパンで炒めた何か」になってしまって、正直不味い。
 沖縄現地の味と全然違うのだ。
 島豆腐とポーク(スパム缶詰)を使って、半ば煮物のようなつゆだく風にすると、けっこう近いものができる。
 島豆腐が手に入らない時、私は厚揚げで代用している。
 本当は現地でもけっこう色んなゴーヤーチャンプルーがあって一様ではないのだが、とにかく一度沖縄料理屋で味を体験してみてから自宅で調理に挑戦した方がいいと思う。


 ああ、また沖縄に行きたくなってきた。。。
posted by 九郎 at 23:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄 | 更新情報をチェックする

2011年09月15日

夜のガジュマル

 那覇市内は夜が面白い。
 毎夜毎晩、午後九時あたりから午前二時三時まで盛り上がってる酒場はもちろん面白い。
 飛び込みで入った店で地元の神社の娘さんという人とたまたま相席し、色々興味深いお話を聴かせてもらった思い出もある。
 しかしそういうお酒の席の面白さだけでなく、ブラブラ夜の散歩を楽しんでみるだけでも十分面白い。
 地元の皆さんには当たり前の風景でも、大和から来たガイジンである私の眼には、とても素晴らしく見えるものがたくさんある。
 夜のガジュマルもその一つだ。
 那覇には市街地の中でも普通に、大和で言うなら神木クラスのガジュマルの巨木があちこちに生えている。
 公園や民家、墓地などの暗がりに生えている巨木が、夜の街の色とりどりの灯を遠く浴びると、異様な姿に見えてくることがある。

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 この絵は巨木とのそんな出会い方をした記憶を元に描いたもの。
 木炭用紙に水墨でデッサンし、コンテパステルを重ねた一枚。
 制作時期はたぶん十年ぐらい前になるかなあ。。。
posted by 九郎 at 23:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄 | 更新情報をチェックする