荷物を整理していたら、昔描いた絵が何枚か出てきた。
一時期、木炭用のMBM紙によく樹木の絵を描いていた時期があった。
前回記事の「夜のガジュマル」も、その中の一枚だ。
そういうスタイルの絵を描き始めるきっかけになったのが、タレントの円広志さんがTV番組で樹木画を描いているのを観たことだ。
実際に巨木の前にイーゼルを立て、油性マジックやペン、水彩など、画材にはこだわらずに渾身の力を込めて絵に没頭している姿に、ちょと感動してしまった。
出来上がった絵も素晴らしかった。
私も樹木と絵が大好きなので、ぜひ自分でもやってみたいと思った。
沖縄で見たガジュマルやアカギの巨木を、絵にしてみたいと思った。
本当は木と対面しながら描くのが一番なのだが、実見した時の感動はまだ薄れておらず、手元にその時撮った写真が何枚かあったので、それを元に何枚か描いた。
今回は、首里金城町の有名な大アカギを元にした絵を一枚。
画材はMBM紙に黒のクレパス、水彩絵の具。
沖縄の強烈な日差しと濃い緑陰。
日差しに眩んだ眼には、影の中にいろんな色が見えてくる。
いつになるか分からないが、今度沖縄に行く時には、なんとか時間を取って樹木と対面しながら絵を描いてみたい。
2011年09月16日
2015年02月16日
泡盛
ここ数年、あまり酒を飲まなくなっていた。
とくに、緩めの糖質制限をはじめてからは、週に1、2回、糖質オフの発泡酒の350ml缶をあけるくらいで、外に飲みに出ることもほとんどなかった。
しかし、この年明けから久々に泡盛を飲み始めている。
沖縄と縁の深い、かつての師匠の訃報にふれて、飲まずにいられなくなったのだ。
楽しいお酒の好きな師匠だったので、一人で深酒することはない。
コップに少々注いで氷を浮かべ、味わう程度だ。
蒸留酒なので糖質制限にも引っ掛からない。
あらためて、泡盛はいいお酒だと思う。
最近は近所のコンビニでも「久米島の久米仙」くらいは置いてあるところが多い。
高価な古酒を買わなくても、それで十分美味しい。
ただ、泡盛の現物はこちらでもよく見かけるようになったけれども、沖縄風の飲み方まではまだ伝来していないような気がする。
泡盛は通常の焼酎よりアルコール度数の高いものが多い。
沖縄では料理を食べながら楽しく話したり歌ったりしながら飲むので、泡盛とともに、必ず水と氷が用意される。
氷を浮かべ、水で好きな濃さに割って、料理をつまみながらのんびり酒席を楽しむのだ。
ストレートで何もつままずに飲むと、度数のわりに飲みやすいので、速攻でダウンしてしまうこともあるので注意が必要だ。
このあたりの「作法」まで含めてちゃんと伝来すると、もっと泡盛もメジャーになってくるかもしれない。
久米島の久米仙だけでなく、「菊之露」とか、私が好きな「瑞泉」あたりもこちらのスーパーやコンビニで買えるようになると、非常に嬉しい。
沖縄のコンビニみたいにカップ泡盛やお総菜のチャンプルーまで並んでくれるとさらに嬉しいのだが、まだまだ道のりは長い(笑)
ヤマトンチューはもっと沖縄に注目すべし!
泡盛を美味しくいただきながら、この素晴らしいお酒を生んだウチナーの自然や、そこで今起こっていることに、目を向けるべし!
とくに、緩めの糖質制限をはじめてからは、週に1、2回、糖質オフの発泡酒の350ml缶をあけるくらいで、外に飲みに出ることもほとんどなかった。
しかし、この年明けから久々に泡盛を飲み始めている。
沖縄と縁の深い、かつての師匠の訃報にふれて、飲まずにいられなくなったのだ。
楽しいお酒の好きな師匠だったので、一人で深酒することはない。
コップに少々注いで氷を浮かべ、味わう程度だ。
蒸留酒なので糖質制限にも引っ掛からない。
あらためて、泡盛はいいお酒だと思う。
最近は近所のコンビニでも「久米島の久米仙」くらいは置いてあるところが多い。
高価な古酒を買わなくても、それで十分美味しい。
ただ、泡盛の現物はこちらでもよく見かけるようになったけれども、沖縄風の飲み方まではまだ伝来していないような気がする。
泡盛は通常の焼酎よりアルコール度数の高いものが多い。
沖縄では料理を食べながら楽しく話したり歌ったりしながら飲むので、泡盛とともに、必ず水と氷が用意される。
氷を浮かべ、水で好きな濃さに割って、料理をつまみながらのんびり酒席を楽しむのだ。
ストレートで何もつままずに飲むと、度数のわりに飲みやすいので、速攻でダウンしてしまうこともあるので注意が必要だ。
このあたりの「作法」まで含めてちゃんと伝来すると、もっと泡盛もメジャーになってくるかもしれない。
久米島の久米仙だけでなく、「菊之露」とか、私が好きな「瑞泉」あたりもこちらのスーパーやコンビニで買えるようになると、非常に嬉しい。
沖縄のコンビニみたいにカップ泡盛やお総菜のチャンプルーまで並んでくれるとさらに嬉しいのだが、まだまだ道のりは長い(笑)
ヤマトンチューはもっと沖縄に注目すべし!
泡盛を美味しくいただきながら、この素晴らしいお酒を生んだウチナーの自然や、そこで今起こっていることに、目を向けるべし!
2015年02月19日
今度沖縄に行ったら
昼飯に困りそうだ。
ふと、そう思った。
別に近く沖縄を旅する予定があるわけではないのだが、夜、泡盛をひっかけていると、なんとなく彼の地に行くときの事をシミュレーションしてしまう。
沖縄料理はなんでも好きだ。
安くて美味しいものがいっぱいあることも、よく知っている。
観光地ではないところの食堂に飛び込みで入ってみても、それなりのものは食べられるし、なにしろ安くてお腹一杯になることは間違いない。
それが、ちょっとまずいのである。
なにしろ今の私は緩めの糖質制限が、完全に身に付いてしまっている。
沖縄のランチと言えば、例えば「ゴーヤーチャンプルー」とだけ注文しても、かならずご飯と味噌汁はついてくるものなのだ。
私が前回沖縄に行ったのはもう十年近く前になってしまったが、そのあたりの食文化はたぶんまだ変わっていないだろう。
5〜600円でチャンプルーとご飯と味噌汁、下手すると食後のコーヒーまでつけてくれたりするのである。
昔は大喜びで平らげていたが、今はちょっと無理だ。
私は朝はわりと普通に炭水化物も食べるが、昼と夜はごく軽めか、炭水化物抜きが習慣になっている。
ゴーヤーや豆腐のチャンプルー単品なら、タンパク質+野菜なのでOKで、むしろ理想に近いメニューだ。
しかし、山盛りご飯はキツい。
一旦出してもらったものを残すのは嫌な性分なので、事前に「ご飯はいらない」と伝えたいのだが、そういうのは失礼にあたらないだろうか?
私これまでの人生の中で、「食べ物を遠慮する」というシーンをあまり体験してこなかった。
これからはちょっと考えていかなければ。
お昼以外は、変わらず沖縄は楽しめるだろう。
お酒は蒸留だし、高タンパクメニューはいくらでもある。
ふと、そう思った。
別に近く沖縄を旅する予定があるわけではないのだが、夜、泡盛をひっかけていると、なんとなく彼の地に行くときの事をシミュレーションしてしまう。
沖縄料理はなんでも好きだ。
安くて美味しいものがいっぱいあることも、よく知っている。
観光地ではないところの食堂に飛び込みで入ってみても、それなりのものは食べられるし、なにしろ安くてお腹一杯になることは間違いない。
それが、ちょっとまずいのである。
なにしろ今の私は緩めの糖質制限が、完全に身に付いてしまっている。
沖縄のランチと言えば、例えば「ゴーヤーチャンプルー」とだけ注文しても、かならずご飯と味噌汁はついてくるものなのだ。
私が前回沖縄に行ったのはもう十年近く前になってしまったが、そのあたりの食文化はたぶんまだ変わっていないだろう。
5〜600円でチャンプルーとご飯と味噌汁、下手すると食後のコーヒーまでつけてくれたりするのである。
昔は大喜びで平らげていたが、今はちょっと無理だ。
私は朝はわりと普通に炭水化物も食べるが、昼と夜はごく軽めか、炭水化物抜きが習慣になっている。
ゴーヤーや豆腐のチャンプルー単品なら、タンパク質+野菜なのでOKで、むしろ理想に近いメニューだ。
しかし、山盛りご飯はキツい。
一旦出してもらったものを残すのは嫌な性分なので、事前に「ご飯はいらない」と伝えたいのだが、そういうのは失礼にあたらないだろうか?
私これまでの人生の中で、「食べ物を遠慮する」というシーンをあまり体験してこなかった。
これからはちょっと考えていかなければ。
お昼以外は、変わらず沖縄は楽しめるだろう。
お酒は蒸留だし、高タンパクメニューはいくらでもある。
2015年02月26日
デカさと甘さとモッサリ感
とにかくデカすぎるのである。
加えて甘すぎるのである。
サーターアンダーギーのことである。
とくに2000年代に入ってから、ヤマトでもかなり沖縄のあれこれが一般化されるようになり、この「沖縄ドーナツも、こちらで知られるようになった。
駅やデパートの物産展やワゴンセールで、沖縄テーマであれば必ずイチオシで売られているお菓子でもある。
私はバイトの関係で90年代頃からサーターアンダーギーの存在は知っていた。
当時の私はまだ食欲旺盛で、甘いものも好きだったのだが、さすがの私もこのお菓子については、以下のような感想を持っていた。
デカすぎ。
甘すぎ。
下手すると子供の握りこぶしぐらいはある丸形ドーナツが、まるで袋詰めのミカンのようにゴロゴロ無造作にパックされて店頭に積み上げてある。
できたてのやつを一個食べる分には、まあ小腹がすいていれば美味しくいただけるのだが、複数個になると若い頃の私でもキツかった。
それでもバラ売りしているのは沖縄現地でもあまり見たことがなく、ヤマトでも現地の売り方そのままに、山盛り袋詰めスタイルが主流だった。
しかし、これはどう考えても、子沢山の家庭向きのパックなのである。
とにかく甘くて腹が満たせる食い物を求める育ち盛りがいっぱいいるならともかく、独り者がちょっとおやつに手を出すには、とてつもなくハードルが高いのである。
甘さ控えめでバラ売り、または、大きさを一口サイズにして少量パックにしてくれたらいいのに……
店頭に水害時の土嚢のごとく積み上げられたサーターアンダーギーを眺めながら、私はいつもそう思っていた。
そんな風に感じている人間は、私以外にも絶対たくさんいるはずだと確信していた。
そして十年近く前、沖縄に行ったとき、ついに私は見つけてしまった。
お土産店で、一口サイズのサーターアンダーギーが6個ほど、プラ製カップに入れられて少量販売していたのだ。
「やっとそこに気づいたかウチナンチュー!」
おもわず手を打って、迷わず購入した。
どう考えてもこっちの方が売れるはずだ。
ミニサイズのお陰で火が通りやすいらしく、通常サイズのような「焦げてる?」感が少ない、きれいなきつね色だ。
見映えも良いし、食べやすく、大人でも手を出しやすい。
沖縄でも遠からずこのスタイルがスタンダードになるに違いない!
しかし実際食べてみると、そんな私の期待はみるみる萎んでいった。
うーん、、、、、、なんか違うのである。
これだと、単なる「一口サイズのドーナツ」なのである。
サーターアンダーギーを食べている気が全くしないのである。
ようやく理解できた。
サーターアンダーギーがサーターアンダーギーであることの特色は、私がマイナス要素として考えていた、デカさと甘さとモッサリ感だったのだ!
そしてやはり、この「一口サイズ」は定着しなかったようである。
加えて甘すぎるのである。
サーターアンダーギーのことである。
とくに2000年代に入ってから、ヤマトでもかなり沖縄のあれこれが一般化されるようになり、この「沖縄ドーナツも、こちらで知られるようになった。
駅やデパートの物産展やワゴンセールで、沖縄テーマであれば必ずイチオシで売られているお菓子でもある。
私はバイトの関係で90年代頃からサーターアンダーギーの存在は知っていた。
当時の私はまだ食欲旺盛で、甘いものも好きだったのだが、さすがの私もこのお菓子については、以下のような感想を持っていた。
デカすぎ。
甘すぎ。
下手すると子供の握りこぶしぐらいはある丸形ドーナツが、まるで袋詰めのミカンのようにゴロゴロ無造作にパックされて店頭に積み上げてある。
できたてのやつを一個食べる分には、まあ小腹がすいていれば美味しくいただけるのだが、複数個になると若い頃の私でもキツかった。
それでもバラ売りしているのは沖縄現地でもあまり見たことがなく、ヤマトでも現地の売り方そのままに、山盛り袋詰めスタイルが主流だった。
しかし、これはどう考えても、子沢山の家庭向きのパックなのである。
とにかく甘くて腹が満たせる食い物を求める育ち盛りがいっぱいいるならともかく、独り者がちょっとおやつに手を出すには、とてつもなくハードルが高いのである。
甘さ控えめでバラ売り、または、大きさを一口サイズにして少量パックにしてくれたらいいのに……
店頭に水害時の土嚢のごとく積み上げられたサーターアンダーギーを眺めながら、私はいつもそう思っていた。
そんな風に感じている人間は、私以外にも絶対たくさんいるはずだと確信していた。
そして十年近く前、沖縄に行ったとき、ついに私は見つけてしまった。
お土産店で、一口サイズのサーターアンダーギーが6個ほど、プラ製カップに入れられて少量販売していたのだ。
「やっとそこに気づいたかウチナンチュー!」
おもわず手を打って、迷わず購入した。
どう考えてもこっちの方が売れるはずだ。
ミニサイズのお陰で火が通りやすいらしく、通常サイズのような「焦げてる?」感が少ない、きれいなきつね色だ。
見映えも良いし、食べやすく、大人でも手を出しやすい。
沖縄でも遠からずこのスタイルがスタンダードになるに違いない!
しかし実際食べてみると、そんな私の期待はみるみる萎んでいった。
うーん、、、、、、なんか違うのである。
これだと、単なる「一口サイズのドーナツ」なのである。
サーターアンダーギーを食べている気が全くしないのである。
ようやく理解できた。
サーターアンダーギーがサーターアンダーギーであることの特色は、私がマイナス要素として考えていた、デカさと甘さとモッサリ感だったのだ!
そしてやはり、この「一口サイズ」は定着しなかったようである。
2018年04月26日
ガジュマルの森
久々に沖縄をテーマにした絵画作品を一つ。
タイトルは「ガジュマルの森」
アクリル絵の具で、「W4」(4号キャンバスを横に二枚並べたような感じ)という変形キャンバスに描いた。
(クリックすると画像が拡大します)
この形のキャンバスを使ったのは初めて。
画材店でたまたま見かけ、パノラマ図を描いたら面白そうだと一応確保していたのだ。
沖縄テーマの絵画やスケッチは90年代から断続的に描いてきて、このカテゴリ沖縄でも紹介してきた。
火の神(ヒヌカン)
火の神flash
石の上、気根の下
夜のガジュマル
大アカギの眩暈
今回の作品は、小品ながら、これまでほっつき歩いたり考えたり飲んだりしながら蓄積された「沖縄」が、集大成が出来た気がする。
いずれ大きなサイズに拡大してみたい。
師匠に見せたかったなあ……
タイトルは「ガジュマルの森」
アクリル絵の具で、「W4」(4号キャンバスを横に二枚並べたような感じ)という変形キャンバスに描いた。
(クリックすると画像が拡大します)
この形のキャンバスを使ったのは初めて。
画材店でたまたま見かけ、パノラマ図を描いたら面白そうだと一応確保していたのだ。
沖縄テーマの絵画やスケッチは90年代から断続的に描いてきて、このカテゴリ沖縄でも紹介してきた。
火の神(ヒヌカン)
火の神flash
石の上、気根の下
夜のガジュマル
大アカギの眩暈
今回の作品は、小品ながら、これまでほっつき歩いたり考えたり飲んだりしながら蓄積された「沖縄」が、集大成が出来た気がする。
いずれ大きなサイズに拡大してみたい。
師匠に見せたかったなあ……