7月が過ぎていく。
6月末から7月中旬にかけて、毎年体調を崩し易いのでそろそろ学習しなければならない。
このカテゴリ「身体との対話」を自分で読み返してみると、傾向と対策がよくわかる。
ブログをやっていて良かったことの一つだ。
夜間の気温が不安定なことと、仕事の切れ目になるので忙しく、睡眠不足になりがちで、疲れがたまり易いことが、体調を崩す原因になっているのは明らかだ。
私の場合はとくに、仕事が一段落した直後が危険だ。
一安心して休める状態になった時、気力の途切れた瞬間を狙いすますように、腰か胃腸にガタが来るのだ。
ここ数日、ふとした瞬間、腰に違和感を感じてヒヤリとしている。
さすがに腰に対する注意力は身についてきていて、とっさに体勢を変えて、ぎっくり腰を回避できるようになってきた。
慢心は禁物なので、今後二週間ほどは腰に厳重注意である。
今は絶対に休めないのだ。
胃腸の具合で気付いたこともある。
このところ、ある特定の曜日の午後四時前後、お腹のあたりに「どよ〜ん」とした痛みが出ることがわかった。
その曜日のシフトは午後から休憩時間が取りづらく、立ちっぱなしでいなければならない。
どうやらそうした仕事内容と昼食のメニューの相性が悪いらしいのだ。
休めない午後に備えて昼食時はゆっくり本でも読みながら過ごすことにしているのだが、「仕事場に近く、本が読めて、リーズナブルな店」はほぼ限られてしまい、毎週同じようなメニューを摂ってから仕事に入ることになる。
どうもそのメニューが消化に悪いらしく、三時間ほどたった時に胃腸が悲鳴を上げるようなのだ。
気付けたからには対策である。
店とメニューは変えづらいので、「よく噛む」ことを徹底してみたところ、やはり痛みは出なくなった。
腰と同様、胃腸に関してもよく気をつけないと、酷い目にあうので、厳重注意である。
今年はとにかく、7月を無事乗り切ることを目指してみる。

2012年07月11日
2012年07月12日
「のどごし」で味わってはいけない!
たびたび同じことを書いて恐縮だが、私は年に何度か疲れが胃腸に来やすい時期がある。
その時期に無理を重ねると、腹痛を起こしてしまったりする。
だからなんとなく自分のことを「胃腸の弱い人間」であると認識してきたのだが、どうやらその自己認識が間違いであるらしいことに、ごく最近になって初めて気付いた。
けっこう年食ってるのだが、いまだにご飯を「のどごしで味わう」悪癖が残っている。
「のどごしで味わう」と書けば、男性、とくに中高生の頃、体育会系の部活をやっていた人には、すぐに分かってもらえると思うのだが、たぶん大部分の女性には意味不明だと思う。
食事をするとき、食べ物をろくに噛まずに飲み込み、早食いをすることである。
舌の味覚で味わうというよりは、喉を大量の食べ物が通過する快楽を味わうのだ。
当然ながら、食事中に何度か喉に詰まる。
そういう時は水で一気に流し込む。
それがまた快い。
こんなことを書いていると女性読者(いるのか?)の皆さんが、「そんな食べ方して美味しい?」と眉をひそめる姿が浮かんでくるが、ともかく多くのアホな男はそういう飯の食い方をするということを、まずは知っておいてほしい。
男子は小学校高学年あたりから二十歳前後にかけて、まるで餓鬼でもとりついたように腹が減り、とにかく早食いでその飢餓を満たしたいという衝動に駆られるものなのだ。
お茶碗ではなくてドンブリ、しかもおかわりがデフォになったりする。
朝食をたっぷり食べても、学校に着く頃にはもう小腹が減ってたりする。
部活が終わって帰宅し、夕食にありつくまでの空腹が耐えきれなかったりする。
そして、だいたい二十歳代後半からおかわりはしなくなり、三十代になるとさすがにドンブリでは食わなくなる。
分別のある男性は、食べる量が減ってくるにしたがって「のどごし」ではなく、ちゃんと舌で味わうようになってくるのだが、私はアホなので、食べる量が減ったにも関わらず、いまだに「のどごし」の悪癖が残っている。
たまに酷い腹痛を起こす癖に、普段の胃腸が何の問題もなく消化してくれるおかげで、私は今までに一度も本気でこの悪癖を直そうとしてこなかった。
基本的には胃腸が丈夫だったことに甘ったれて、年齢とともに少々衰えてきたにも関わらず、何のケアもしてこなかったのだ。
胃腸さん、ごめんなさい。
「胃腸が弱い」なんてとんでもない、あなたは今までけっこう丈夫でいてくれました。
今も、せいぜい「並の上」でいてくれています。
今後はなるべく、ごく常識的な注意である「ご飯はよく噛んで食べましょう!」を、守って行きたいと思います。。。
その時期に無理を重ねると、腹痛を起こしてしまったりする。
だからなんとなく自分のことを「胃腸の弱い人間」であると認識してきたのだが、どうやらその自己認識が間違いであるらしいことに、ごく最近になって初めて気付いた。
けっこう年食ってるのだが、いまだにご飯を「のどごしで味わう」悪癖が残っている。
「のどごしで味わう」と書けば、男性、とくに中高生の頃、体育会系の部活をやっていた人には、すぐに分かってもらえると思うのだが、たぶん大部分の女性には意味不明だと思う。
食事をするとき、食べ物をろくに噛まずに飲み込み、早食いをすることである。
舌の味覚で味わうというよりは、喉を大量の食べ物が通過する快楽を味わうのだ。
当然ながら、食事中に何度か喉に詰まる。
そういう時は水で一気に流し込む。
それがまた快い。
こんなことを書いていると女性読者(いるのか?)の皆さんが、「そんな食べ方して美味しい?」と眉をひそめる姿が浮かんでくるが、ともかく多くのアホな男はそういう飯の食い方をするということを、まずは知っておいてほしい。
男子は小学校高学年あたりから二十歳前後にかけて、まるで餓鬼でもとりついたように腹が減り、とにかく早食いでその飢餓を満たしたいという衝動に駆られるものなのだ。
お茶碗ではなくてドンブリ、しかもおかわりがデフォになったりする。
朝食をたっぷり食べても、学校に着く頃にはもう小腹が減ってたりする。
部活が終わって帰宅し、夕食にありつくまでの空腹が耐えきれなかったりする。
そして、だいたい二十歳代後半からおかわりはしなくなり、三十代になるとさすがにドンブリでは食わなくなる。
分別のある男性は、食べる量が減ってくるにしたがって「のどごし」ではなく、ちゃんと舌で味わうようになってくるのだが、私はアホなので、食べる量が減ったにも関わらず、いまだに「のどごし」の悪癖が残っている。
たまに酷い腹痛を起こす癖に、普段の胃腸が何の問題もなく消化してくれるおかげで、私は今までに一度も本気でこの悪癖を直そうとしてこなかった。
基本的には胃腸が丈夫だったことに甘ったれて、年齢とともに少々衰えてきたにも関わらず、何のケアもしてこなかったのだ。
胃腸さん、ごめんなさい。
「胃腸が弱い」なんてとんでもない、あなたは今までけっこう丈夫でいてくれました。
今も、せいぜい「並の上」でいてくれています。
今後はなるべく、ごく常識的な注意である「ご飯はよく噛んで食べましょう!」を、守って行きたいと思います。。。
2012年08月02日
子供の頃された注意をもう一回思い出してみよう!
8月である。
例年、体調を崩し易い7月を、無事乗り切るミッションを自分に課していたのだが、なんとか達成。
しかし、ここで気を抜いてはいけない。
体調不良は油断とともにやってくる。
この7月、
ということに気付けたのは収穫だった。
腰と胃腸という、私が肝に銘じて養生しなければならない二大事項のうち、胃腸の方はこれでほぼカバーできることがわかった。
もう一方の「腰」についても、気付いたことがあるのでメモしておこう。
先日、街中をブラブラ歩いている時に、ふと何かで読んだかTVで見たかした腰痛対策を思い出した。
それは「歩いている時に短時間でも良いので背筋を伸ばして姿勢を正しましょう」というもので、簡単だが非常に効果がある腰痛対策だということだった。
読んだか見たかした当時は「ふ〜ん」と思って、そのまま忘れてしまっていたのだが、せっかく思い出したので試してみることにした。
駅から仕事場までの、行き帰り約十分ずつ、姿勢を正して歩いてみた。
確かに、よく効く感じがした。
帰宅して風呂に入った時、いつもより腰が軽く感じたし、痛みが出易い起床時にも、嘘みたいになんともなかった。
以来、気付いた時にはなるべく姿勢を正すようにしている。
簡単だが、びっくりするぐらい効果が上がる。
人にもよると思うが、腰痛持ちの人は騙されたと思って一度試してみることをお勧めします。
しかしまあ、「よく噛みましょう」といい、「姿勢を正しましょう」といい、子供の頃から親や先生に、何度となくされてきた、当たり前の注意ではある(苦笑)
色々悩む前に、まず当たり前のことができているかどうか、よく考えてみた方が良いようだ。。。
夏休みという季節柄からいうと、「ラジオ体操」なんかも、ちゃんとやったらたぶん効果絶大なんだろうな。。。
例年、体調を崩し易い7月を、無事乗り切るミッションを自分に課していたのだが、なんとか達成。
しかし、ここで気を抜いてはいけない。
体調不良は油断とともにやってくる。
この7月、
「食べ物はよく噛みましょう」
ということに気付けたのは収穫だった。
腰と胃腸という、私が肝に銘じて養生しなければならない二大事項のうち、胃腸の方はこれでほぼカバーできることがわかった。
もう一方の「腰」についても、気付いたことがあるのでメモしておこう。
先日、街中をブラブラ歩いている時に、ふと何かで読んだかTVで見たかした腰痛対策を思い出した。
それは「歩いている時に短時間でも良いので背筋を伸ばして姿勢を正しましょう」というもので、簡単だが非常に効果がある腰痛対策だということだった。
読んだか見たかした当時は「ふ〜ん」と思って、そのまま忘れてしまっていたのだが、せっかく思い出したので試してみることにした。
駅から仕事場までの、行き帰り約十分ずつ、姿勢を正して歩いてみた。
確かに、よく効く感じがした。
帰宅して風呂に入った時、いつもより腰が軽く感じたし、痛みが出易い起床時にも、嘘みたいになんともなかった。
以来、気付いた時にはなるべく姿勢を正すようにしている。
簡単だが、びっくりするぐらい効果が上がる。
人にもよると思うが、腰痛持ちの人は騙されたと思って一度試してみることをお勧めします。
しかしまあ、「よく噛みましょう」といい、「姿勢を正しましょう」といい、子供の頃から親や先生に、何度となくされてきた、当たり前の注意ではある(苦笑)
色々悩む前に、まず当たり前のことができているかどうか、よく考えてみた方が良いようだ。。。
夏休みという季節柄からいうと、「ラジオ体操」なんかも、ちゃんとやったらたぶん効果絶大なんだろうな。。。
2012年08月03日
古傷についての覚書
何度も同じことを書くが、現在、私が体調の点で注意しなければならないのは二点。
腰と胃腸で、一応、この二点のケアの仕方はわかった。
他にも自分の身体で不具合が起こりそうな点を考えてみると、昔痛めた古傷のことが思い出されてきた。
これも何度も書いたことだが、私は中高生の頃、剣道部に入っていた。
剣道は小学生からはじめていて、通っていた道場の中では一番強い部類だったが、その後は右肩下がり。
そこそこ部活に参加していたのは中学生時代まで。
高校生の頃は「一人美術部」で多忙だったので、剣道部の名簿には一応名前が載っていたのだが、とても真面目に活動しているとは言えない状態だった。
部員の少ない弱小剣道部のこと、対外試合の人数合わせに駆り出されるくらいで、ほとんど練習には参加していなかった。
それでも小中学生の頃の貯金でなんとか試合は成立させ、たまには勝つこともあった。
普段まともに練習していない上に、小柄なので、一工夫しないとなかなか試合にならない。
そこでよく使っていたのが「体当たり」だった。
こちらが小さいと思って相手が多少油断している雰囲気を感じると、その隙をついてガツンと一発体当たりをかます。
竹刀を持った両手を自分の腰に引きつけ、相手の体に下からカチ上げるようにぶちかます。
虚を突かれた相手が体勢を崩しているところを一気に畳みかけて、まずは一本先取する。
後は相手の焦りを誘いながら、スピードには自信があったのでそのまま逃げ切るか、これだけは本当に得意だったコテ打ちで仕留める。
この流れが、私の勝ちパターンだった。
しかしまあ、所詮は練習不足で地力がない状態。
相手にどっしり構えられると、なかなか通用しなかったのはいうまでも無い。
自分より大きく、体重のある相手に思い切りぶちかまし続けていたせいだろうか、高校生の頃、右手の親指の付け根と、肋骨の中央の「合わせ目」の部分に痛みを感じることがあった。
とくに肋骨の方は、無理な姿勢をとったり、くしゃみをした時などに鋭い痛みが走り、当時の私のアホな表現で言うと、「胸にカブトムシが入ってる!」というような、イガイガした痛みが続くことがあった。
後から考えると、たぶん親指付け根も肋骨も、軽くヒビくらいは入っていたのかもしれないが、普段の生活に支障があるほどには痛まなかったので、医者に診てもらうこともなかった。
どちらの箇所も二十代半ばあたりまではたまに痛むことがあったが、今はもう全く痛まない。
しかし、いずれまた年齢的な衰えとともに、不具合が出るかもしれない。
ごく私的な内容で恐縮だが、せっかくだから思い出したついでにメモしておくことにする。
腰と胃腸で、一応、この二点のケアの仕方はわかった。
他にも自分の身体で不具合が起こりそうな点を考えてみると、昔痛めた古傷のことが思い出されてきた。
これも何度も書いたことだが、私は中高生の頃、剣道部に入っていた。
剣道は小学生からはじめていて、通っていた道場の中では一番強い部類だったが、その後は右肩下がり。
そこそこ部活に参加していたのは中学生時代まで。
高校生の頃は「一人美術部」で多忙だったので、剣道部の名簿には一応名前が載っていたのだが、とても真面目に活動しているとは言えない状態だった。
部員の少ない弱小剣道部のこと、対外試合の人数合わせに駆り出されるくらいで、ほとんど練習には参加していなかった。
それでも小中学生の頃の貯金でなんとか試合は成立させ、たまには勝つこともあった。
普段まともに練習していない上に、小柄なので、一工夫しないとなかなか試合にならない。
そこでよく使っていたのが「体当たり」だった。
こちらが小さいと思って相手が多少油断している雰囲気を感じると、その隙をついてガツンと一発体当たりをかます。
竹刀を持った両手を自分の腰に引きつけ、相手の体に下からカチ上げるようにぶちかます。
虚を突かれた相手が体勢を崩しているところを一気に畳みかけて、まずは一本先取する。
後は相手の焦りを誘いながら、スピードには自信があったのでそのまま逃げ切るか、これだけは本当に得意だったコテ打ちで仕留める。
この流れが、私の勝ちパターンだった。
しかしまあ、所詮は練習不足で地力がない状態。
相手にどっしり構えられると、なかなか通用しなかったのはいうまでも無い。
自分より大きく、体重のある相手に思い切りぶちかまし続けていたせいだろうか、高校生の頃、右手の親指の付け根と、肋骨の中央の「合わせ目」の部分に痛みを感じることがあった。
とくに肋骨の方は、無理な姿勢をとったり、くしゃみをした時などに鋭い痛みが走り、当時の私のアホな表現で言うと、「胸にカブトムシが入ってる!」というような、イガイガした痛みが続くことがあった。
後から考えると、たぶん親指付け根も肋骨も、軽くヒビくらいは入っていたのかもしれないが、普段の生活に支障があるほどには痛まなかったので、医者に診てもらうこともなかった。
どちらの箇所も二十代半ばあたりまではたまに痛むことがあったが、今はもう全く痛まない。
しかし、いずれまた年齢的な衰えとともに、不具合が出るかもしれない。
ごく私的な内容で恐縮だが、せっかくだから思い出したついでにメモしておくことにする。
2012年10月16日
昼間汗ばみ、夜中冷えるこの季節
ぎっくり腰に要注意。
暑がりなので、一年のうち半分以上、七か月近くはTシャツで過ごしている。
昔から、衣替えの意味がよくわからなかったのだが、この一、二年でようやく理解しつつある。
昼間多少汗ばむことはあったとしても、この時期になると、少なくとも夜間はそれなりの厚みのものを身につけて、肩や腰を冷やさないようにしなければならない。
一週間前にフリマに出店して、かなり重い荷物をかついだせいか、肩と腰に違和感が続いていた。
たまには養生しておくかと、日曜日に風呂屋に行った。
ゆっくりお湯につかると、やはり多少調子がよくなった。
やっぱり温泉はいいですね。
そう言えば、私と腰痛の付き合いが始まったのは、風呂付のマンションに引っ越した時期と一致している。
それより以前の若い頃は、風呂無しトイレ共同の安アパートに住んでいた。
おかしな話だが、風呂付マンションに引っ越したことで、私の「風呂事情」は逆に悪くなった。
これにはちょっと説明が必要だろう。
風呂無し安アパート時代は週に三回ほど風呂屋に通っていた。
私は昔から風呂好きだったのだが、毎日銭湯に通う金は無かったので、週三回ペースだった。
当時住んでいた地域は学生街の雰囲気が残っており、まだまだ若者向けのボロアパートが多かったので、銭湯も多数経営されていた。
確か一回300円くらいで入れたと思う。
地域の銭湯共通の回数券があって、十回分の値段で十一枚のチケットが買えた。
その十一回分を工夫して、一か月の風呂代にあてていた記憶がある。
風呂好きかつ貧乏性なので、一度風呂屋に行くと一時間〜一時間半ぐらいは粘って、じっくり体を洗ったり、サウナなどを楽しんだ。
当時、肩凝りはあったが、腰痛とはまったく縁がなかった。
似た体質を持つと思われる二歳年下の弟は、同じ時期から腰痛を持っていたらしいので、もしかしたら銭湯にゆっくりつかる習慣が、功を奏していたのかもしれない。
それから風呂付マンションに引っ越すことになるのだが、アホみたいな話、毎日風呂に入れるという安心感があると、私はあまり熱心に時間をかけてお湯につからなくなった。
銭湯のように変化に富んだ広い浴槽があるわけでもないので、ざっとお湯に浸かって体を洗うだけで入浴を済ませがちになった。
そしてちょうどその時期から、私と腰痛の付き合いが始まっている。
単に年齢的なものもあるかもしれないが、やはり風呂事情との関連を考えてしまう。
時間を見つけて、ちょくちょく風呂屋に行くようにするか……
暑がりなので、一年のうち半分以上、七か月近くはTシャツで過ごしている。
昔から、衣替えの意味がよくわからなかったのだが、この一、二年でようやく理解しつつある。
昼間多少汗ばむことはあったとしても、この時期になると、少なくとも夜間はそれなりの厚みのものを身につけて、肩や腰を冷やさないようにしなければならない。
一週間前にフリマに出店して、かなり重い荷物をかついだせいか、肩と腰に違和感が続いていた。
たまには養生しておくかと、日曜日に風呂屋に行った。
ゆっくりお湯につかると、やはり多少調子がよくなった。
やっぱり温泉はいいですね。
そう言えば、私と腰痛の付き合いが始まったのは、風呂付のマンションに引っ越した時期と一致している。
それより以前の若い頃は、風呂無しトイレ共同の安アパートに住んでいた。
おかしな話だが、風呂付マンションに引っ越したことで、私の「風呂事情」は逆に悪くなった。
これにはちょっと説明が必要だろう。
風呂無し安アパート時代は週に三回ほど風呂屋に通っていた。
私は昔から風呂好きだったのだが、毎日銭湯に通う金は無かったので、週三回ペースだった。
当時住んでいた地域は学生街の雰囲気が残っており、まだまだ若者向けのボロアパートが多かったので、銭湯も多数経営されていた。
確か一回300円くらいで入れたと思う。
地域の銭湯共通の回数券があって、十回分の値段で十一枚のチケットが買えた。
その十一回分を工夫して、一か月の風呂代にあてていた記憶がある。
風呂好きかつ貧乏性なので、一度風呂屋に行くと一時間〜一時間半ぐらいは粘って、じっくり体を洗ったり、サウナなどを楽しんだ。
当時、肩凝りはあったが、腰痛とはまったく縁がなかった。
似た体質を持つと思われる二歳年下の弟は、同じ時期から腰痛を持っていたらしいので、もしかしたら銭湯にゆっくりつかる習慣が、功を奏していたのかもしれない。
それから風呂付マンションに引っ越すことになるのだが、アホみたいな話、毎日風呂に入れるという安心感があると、私はあまり熱心に時間をかけてお湯につからなくなった。
銭湯のように変化に富んだ広い浴槽があるわけでもないので、ざっとお湯に浸かって体を洗うだけで入浴を済ませがちになった。
そしてちょうどその時期から、私と腰痛の付き合いが始まっている。
単に年齢的なものもあるかもしれないが、やはり風呂事情との関連を考えてしまう。
時間を見つけて、ちょくちょく風呂屋に行くようにするか……