2007年03月16日
モクレン
神仏与太話・神仏萌え日記などという浮世離れしたブログを運営する私にも(当然ながら)浮世の勤めはある。なんだかんだと煩わしい季節だが、ようやく一段落した気分になれた。
やや軽い足取りで歩いていると、モクレンの花が目に飛び込んできた。
ぽっかりぽっかり開いた、たくさんの白い花。
今まで気にしたことの無い花だったが、今年の私はようやくモクレンを楽しめるようになったようだ。
こういう風に、私の感覚が至らずに楽しめていない花が、まだまだたくさんあるのだろうな。
2007年04月03日
2007年04月07日
托胎霊夢(たくたいれいむ)
明日4月8日は「はなまつり」、お釈迦様生誕の日と伝えられる。
母親、摩耶夫人(まやぶにん)は懐妊にあたって、黄金の六本牙を持った白い象が、右脇から胎内に入る夢を見たという。
お釈迦様が兜率天(今は弥勒菩薩が修行している)から象に乗って母の胎内に下生してきたというお話もある。
月満ちて摩耶夫人はお釈迦様を生むが、七日目には亡くなってしまう。
神秘的な逸話に装飾されたお釈迦様の出生で、どこまでが史実かはわからないが、この「母の死」のくだりには、なぜか生々しさを感じる。
2007年05月25日
ゆうちゃんとまーくん
飼育していたカブトムシの幼虫が、先頃さなぎになった。
昨年の秋、知人に二匹の幼虫をもらった。もらってみたものの、どう見てもイモムシなので、正直キモかった。しばらくエビチリを食べられなかった。
昆虫マットの交換などをしながら飼っているうちに、かすかな愛情が芽生えてきた。見た目は依然としてイモムシだったのだが。
なんとなく名前をつけてみたりした。二匹仲良く暮らしているのでつけた名前だが、どちらがゆうちゃんでどちらがまーくんかは定かではない。
一時期、物凄く動きの激しい時期があり、朝起きて観察すると、昆虫マットが耕された畑のようになっていた。その後、一週間ぐらいかけて変態していき、さなぎになった。
子供の頃、カブトムシのさなぎを飼育していたことがあったのを思い出した。指でつつくとモゾモゾ動いて、その動きが面白くて弟と一緒になって真似していた覚えがある。
【追記】
さなぎになったので容器を別のものに入れ替えるとき、二匹の性別が判明した。ゆうちゃんとまーくんは、オスとメスのつがいだった。
これで固体識別が出来たのだが、どちらがどちらの名前か決めると、元ネタの方々に対して差し障りがありそうだ。
うちの「ゆうちゃんとまーくん」は、それぞれの名前ではなく、ユニット名ということにしておこう。
2007年07月16日
今年のアジサイ
多忙にまぎれてやや時期を過ぎてしまったけれども、今年のアジサイをいくつか記録しておこう。
去年、一昨年とガクアジサイが気に入って、あちらこちらの花を観察し続けてきた。
曼荼羅みたいなルックスは見ていて飽きない。アジサイは個別の花がけっこう違う色や形になるので、気に入ったものを探すのは楽しい。
相変わらずガクアジサイは好きだが、今年はアジサイについて他の発見があった。
とくに気がついたのは、個別の花のそれぞれの時期の姿の違いだ。
花弁が伸びきる前の少し肉厚な感じや、透き通った色の感じが精緻な印象。
繊細な石鹸細工のような完成度。
ここからもう一度、花弁が伸びきってピークを迎えるのだが、今年はこの段階が気に入った。
去年、一昨年とガクアジサイが気に入って、あちらこちらの花を観察し続けてきた。
曼荼羅みたいなルックスは見ていて飽きない。アジサイは個別の花がけっこう違う色や形になるので、気に入ったものを探すのは楽しい。
相変わらずガクアジサイは好きだが、今年はアジサイについて他の発見があった。
とくに気がついたのは、個別の花のそれぞれの時期の姿の違いだ。
花弁が伸びきる前の少し肉厚な感じや、透き通った色の感じが精緻な印象。
繊細な石鹸細工のような完成度。
ここからもう一度、花弁が伸びきってピークを迎えるのだが、今年はこの段階が気に入った。