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2007年08月13日

お盆のお供え

 そろそろ御盆。
 去年描いていたものの、時期を逸してアップせずにいたホオズキの絵を一枚。

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 スーパーに行くと、お盆のお供え物セットが各種売られていた。野菜セットや果物セット、お花のセットなどなど。
 野菜セットを購入し、頂き物のゴーヤーを加えてみる。
 今住んでいる部屋に仏壇があるわけではないのだが、気分的に。

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 こういうブログをやっているものの、季節の行事にはさほど詳しくなかったりもする。
 あらためて勉強しながら一歩ずつ。


 お盆のお供え物は、かなり地方色があるようだ。私の実家は浄土真宗で、普通に果物などを仏壇にお供えするだけだったと記憶している。
 茄子やキュウリに割り箸を刺して牛馬を模すのは有名だ。私の知るある地方では、刻んだ野菜やお団子を、お墓に供えて廻る所もある。

 私の購入したスーパーのお供えセットは、どのあたりのものを参考にしているのだろうか。
posted by 九郎 at 21:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 季節の便り | 更新情報をチェックする

2007年08月17日

打ち水

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 とにかく暑い!
 暑さが原因で亡くなられる皆さんも続出する今日この頃。
 うちの部屋もすごく暑い。

 クーラーはある。
 あった上で、無理の無い範囲で、なるべく使わないのがベスト。
 なにかいい方法は無いものか?

 というわけで、打ち水を試してみた。
 ベランダと部屋の入り口側の廊下に水をまく。
 窓から吹き込む風が、ぬる〜い状態から少しひんやり改善される。

 入り口側廊下は西の方向で、西日に焦がされた鉄のドアは、日没後までフライパンのようだ。
 霧吹きでドアに向けて吹き付けると、気化熱により面白いようにドアの温度が下がっていく。

 打ち水、なかなかイケてる!
posted by 九郎 at 22:27| Comment(2) | TrackBack(0) | 季節の便り | 更新情報をチェックする

2007年08月28日

 いつもの帰り道。
 ふと夜空を見上げた時、異様な感覚に襲われた。
 感覚が先にやってきて、理由は後からじわじわ分かってきた。
 ここ数日、順調に満ちてきていた月が、急に欠けていたのだ。

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 確か今夜は満月だったはず……

 あ、そうか!
 月蝕か!

 論理的に納得して一安心するまでに、数分かかってしまった。
 科学知識のある現代人としての私に戻ってみれば、子供の頃から何度か体験済みの天体ショーだ。

 帰宅して確認してみると、やはり皆既月蝕があったそうで、私が見たのは最後の数分間だったらしい。
 全部を観察できなかったのは残念だったが、予備知識無く眺めた夜空から受けた異様なショックは、得がたい経験だった。
 太古の人々が月蝕から感じたであろう衝撃の、ごく一部でも追体験できたかもしれない。

 数分間、憑かれたように月蝕を眺めた後には、何事もなかったかのような満月が、空にぽっかり浮かんでいた。
 満月の周囲には雲がゆっくりと流れ、その動きのせいか、水に映った月のようにも見えた。
posted by 九郎 at 23:41| Comment(2) | TrackBack(0) | 季節の便り | 更新情報をチェックする

2007年09月21日

柘榴

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 近所に何箇所か柘榴の木があり、赤い実がはち切れそうに膨らんでいる。もうすぐ割れて中のつややかな粒々が見えるだろう。

 子供の頃、家の庭には、母親が好きで植えた様々な植物があった。中には柘榴や木苺など、口にできるものもあった。秋の柘榴のすっぱい味が懐かしい。

 高校生の頃、デッサンの練習を積んでいたとき、庭の植物をよく描いた。今回柘榴をスケッチしてみて、鉛筆一本でひたすら身のまわりのものを描き続けていたあの頃の記憶も蘇ってきた。


 仏教では鬼子母神の神話に、柘榴のエピソードが出てくる。
 自らは500人の子供を持つ鬼神の妻・訶梨帝母(かりていも)は、人間の子供を盗っては喰う恐ろしい鬼女だった。お釈迦様は彼女が溺愛していた末娘を隠し、悲嘆を与えることによって、他の母親たちの悲しみを知らせ、改心させた。
 そして「どうしても子供を食べたくなったときには、代わりにこれを食べよ」と、人肉の味がする果実を手渡した。
 それが柘榴の実だった。


 私がこのエピソードを始めて知ったのは、夏目雅子、堺正章主演のTVドラマ「西遊記」で、たしか和田アキ子が鬼子母神役を熱演していた。


 
 色々思い出すなあ(笑)
posted by 九郎 at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 季節の便り | 更新情報をチェックする

2007年09月23日

太陽と月の節

 今日、9月23日は秋分の日。お彼岸の中日だ。
 太陽が真西に沈むので、西方極楽浄土を観想するのに適した日。
 ここ数日、夕方になると西空に雲がかかって夕日を眺められないでいる。お彼岸のうちに一度くらいは夕日を拝んでみたい。

 そう言えば、今年はまだヒガンバナも見かけていない。あの植物のセンサーでは、まだ夏なのだろう。
 私の服装もまだ夏のままだ。

 お彼岸には、おはぎを食べたりもする。
 子供の頃、祖母がよく和菓子を食べさせてくれた。
 田舎風のボタッと大きくあんこがたっぷりついたおはぎも、よく食べさせてくれたものだ。

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 さらに明後日、9月25日は中秋の名月。
 今年はお彼岸と中秋の名月がとくに近い。
 お月見の団子はこちらでどうぞ。
posted by 九郎 at 22:30| Comment(0) | TrackBack(1) | 季節の便り | 更新情報をチェックする