2006年11月02日
地の力
春に芽吹いた木の葉が夏までに大きく育ち、華やかな秋の紅葉を経て地面に還る。
堆積した落葉は腐葉土になって、次の春から始まる成長の素になる。
腐葉土はゆりかごになって、土中に様々な生物を養う。
養われたミミズや幼虫たちは「地の力」の蓄積に貢献する。
南無地蔵菩薩
2006年12月29日
かさこじぞう
2007年01月27日
寒い冬
暖冬だ。
今までにも暖冬はあったが、今年の場合は単に「暖かい冬」という以上の不気味さがある。「寒い冬、暑い夏」という当たり前の季節感が、当たり前でなくなってきている。
冬が寒くないと、春の訪れが狂う。秋から冬にかけての「地の力」の蓄積が狂う。もうすぐ梅の季節だが、さてどうなるか。
2007年02月16日
おん かかか びさんまえい そわか
もう十年ぐらい前になるだろうか、ちょうどこの季節、とある梅園に散策に行った折、小さな白梅の盆栽を一鉢購入した。それから毎年、自室ベランダでささやかな梅見を楽しんでいる。
全くの素人が自己流で世話をしているので、一時期樹勢が弱まったこともあったが、なんとか持ち直した。
気温の不安定な今年の冬、それでも我が白梅の蕾は膨らみきって、この週明けにも咲き始めそうだ。
2007年03月18日
地の力2
暖冬から一転、寒さが息を吹き返している。
通常の在り方ではないけれども、この寒さが貴重なのだ。桜の開花にも一定の「寒さの刺激」を受けた後の気温上昇が必要だという。
秋には葉を落とされ、冬は寒さに閉じ込められることで地の力は蓄積されて、春の芽吹きを呼ぶ。
道端にはチラチラと、イヌノフグリが咲き始めている。
私は小さい時、この小さな水色の花が好きだった。
名前はあまりよくない花だが(苦笑)
今でも三月ごろイヌノフグリを見つけると、幼い頃の気分がよみがえってくる。