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2007年04月06日

なにもちおすき

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 以前、カテゴリ「地蔵」参考図書で紹介した「地蔵さま入門」に、以下のような宮城県のわらべ歌が収録されている。

じんぞさん じんぞさん
たんなかの じんぞさん
なにもちおすき
あずきもちおすき


 お地蔵様はどの土地でも、子供の感情移入を受けやすい、同じ場所に立ってくれる仏様。

posted by 九郎 at 22:07| Comment(2) | TrackBack(0) | 地蔵 | 更新情報をチェックする

2007年05月14日

泥からはじまる

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 お地蔵様に似合う風景は色々ある。田園風景もその一つ。
 クシティガルバの名前を持つ小さな石造りの菩薩像は、今年も全国で田植えの始まった泥田を眺めているだろう。
 流れ込んだ水により、田んぼは冬の眠りから目を覚ます。
 泥の中から様々な小さな生き物たちも、湧き出してくる。
posted by 九郎 at 22:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 地蔵 | 更新情報をチェックする

2007年06月04日

雨降り

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 そろそろ梅雨に入るだろうか。
 天地の間の水の総量は変わらないが、今の一時期は地上の野を潤わせて、動植物を育ててくれる時期だ。
 雨は多過ぎず少な過ぎず、普通ぐらいに降ってくれるのが一番。


 昔、天はドーム状になっていて、そのドームの上では火が燃えていると考えられていたとか。
 天のドームに開いた穴から火の光が漏れてくる、それが星の輝き。
 時として星の穴から流れ落ちてくるのが雨。
posted by 九郎 at 22:06| Comment(2) | TrackBack(0) | 地蔵 | 更新情報をチェックする

2007年08月30日

夏休みの終り

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 二十何時間TVとやらが終り、地蔵盆も終った。
 気温も今週に入ってから一段下がったようだ。

 そろそろ夏休みも終りの時期、子供時代、学生時代は毎年宿題に追われていた。
 「8月31日」という日は何か特別で、「9月1日」になると、全然空気が変わってしまうように感じたものだ。

 今もそういう気分は残っている。
posted by 九郎 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 地蔵 | 更新情報をチェックする

2007年11月03日

祭のあと

 10月中は秋祭りの真っ盛り、各地でお神楽やお神輿が出て賑わっていた。
 私の子供の頃は、近所で盛大な秋祭りは無かったのだが、祖父母の家の地域で一度子供神輿に参加したかすかな記憶がある。
 稲刈りの終わったあぜ道を、台車のついた小ぶりなお神輿を引きながら、「よ〜いやさ〜」と言う掛け声をかけながら歩いていく。
 「ワッショイワッショイ」みたいな威勢のよい掛け声ではなかったが、のんびりした雰囲気で、子供にとってはそれで十分に楽しかった。
 今ならこの掛け声には「世弥栄」と字をあてたい所だ。
 
 稲刈りが終わり、秋祭りも終ると、風景はガランとした晩秋のものに変わっていく。

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posted by 九郎 at 08:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 地蔵 | 更新情報をチェックする